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人間は動物ではありません

人間は知性と理性と本能で生き、動物は本能だけで生きる

あなたは人間と動物の違いは、何だと思いますか?

 

人間は「言葉を話す」「笑う」「道具を作って使う事ができる」「計算ができる」など知性を持った生き物です。もちろん、この地球上で人間は最高レベルの知的生命体です。

 

もしも犬や猫や猿が言葉を話したら、それは動物ではありません。

 

人間と動物の違いは、人間は知性と理性と本能を持っており、動物は本能だけで生きていることです。

 

例えば、あなたが道を歩いている時にお腹が空いて、なにか食べ物が食べたくなったとしましょう。すると目の前にパン屋さんがありました。そしてパン屋さんに入り、自分の食べたいパンを選び、レジでお金を払って買いました。

 

この場合あなたが本能だけで行動していたら、目の前のパンを手づかみでつかんで、その場で食べてしまうでしょう。ただ、お腹が空いたという食欲だけで、行動してしまうのです。

 

しかし人間であるあなたは「買って食べよう」と考えます。これが「道徳心」とか「良心」という理性なのです。この理性が働くのは人間だけで、動物に理性はありません。

 

では、動物の場合はどうでしょう。例えば一匹の猫が、家の塀の上を歩いていました。

 

そして軒の下に魚を干しているのを見つけました。お腹が空いていた猫は、その魚に飛びつき、食べてしまいました。

 

この猫は、おなかが空いている時に餌を見つけ、食欲という本能のままに魚を食べてしまいました。

 

猫は動物なので「この魚を食べたら、家の人が困るだろう」とは考えません。猫のような動物には「道徳心」や「良心」などの理性はないのです。

 

さらに人間と動物の違いは、感情面にもあります。

 

人間には「笑う」という高度な感情が備わっています。チンパンジーやオランウータンなども笑うそうですが、くすぐられた時などに笑うだけです。人間のように漫才を見て笑うことはありません。

 

人間は「笑う」という高度な感情を持っている

この自然界を見わたしてみると、下等な生物ほど感情表現がとぼしく、高等な生物ほど感情表現が豊かです。

 

例えばカブトムシやトンボなどの昆虫や、魚などは感情が全く無いと言っていいでしょう。ハムスターやウサギなどの小動物も感情はあまり無さそうです。

 

犬や猫になると怒って噛みついたり、怒りの感情が見られます。また、犬の飼い主がいなくなると、しっぽを振って寂しそうな鳴き声を出します。

 

しかし人間は、笑ったり泣いたり怒ったり、優しくしたり甘えたり同情したり、さまざまな感情を表現することが出来ます。

 

そのような豊かな感情があるからこそ、人間はここまで進歩向上してきたといえるでしょう。

 

このように高等な生き物である人間は、複雑な感情を表現することが出来ます。

 

そして「笑う」という感情は、人間のような高等な生き物しか出来ないのです。私は、犬や猫が笑っているのを見たことがありません。

 

動物は本能だけで生きる生き物であり、人間はさらに高度な知性と理性を持った生き物です。

 

そういう意味で、人間は動物とはまったく違う生命体であると言ってもいいでしょう。

 

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