悪い人間関係の原因は自分自身にある
人間の性格を形成しているのは心である
人間の性格というものは千差万別であり、人から見て良い性格もあれば、悪い性格もあります。
そして、その性格を形づくっているのが人間の思考であり、個人の思考を生み出す元になっているのが“心”と言われる目に見えないものです。
少しむずかしい話になりますが、わかりやすく言うと「人間の思考は“心”というフィルターを通して言葉に変換される」ということです。
詳しいことは、また別の機会にお話するとして、とにかく人間の性格は人それぞれに違いがあり、その性格を決めているのが人間の“心”ということです。
そして人間の性格は強固に人の“心”に焼き付いているため、変えようと思っても簡単には変えられないのです。
人生は何によって決まるのかといえば、「その人の性格によって決まる」と言っても過言ではありません。
なぜかというと、人生はさまざまな選択肢によってストーリーが作られていきますが、その選択肢を決めるのが、その人の性格による判断だからです。
人生で出会う無数の選択肢を決定するのはあなた自身であり、あなたの性格から生まれた思考で、自己責任において選択肢を判断しているのです。
また、人と同じような経験や体験をしても、人によって捉え方が違ってきます。その捉え方の違いの元となるのが、各個人の性格ということになります。
たとえば、子供の頃に何か悪いことをして親から怒られた場合、ある子供は「自分が悪かったんだ。今度からはやめておこう」と捉える子供がいるとします。
この子供の性格は「物事を客観的に考える事ができ、相手の気持ちが理解できる素直な性格」といえます。
また、別の子供が悪いことをして親に怒られた場合「自分は悪くない。悪いのは○○ちゃんだ」と捉える子供もいるでしょう。
この子供の性格は「物事を狭い視野で判断し、自分を正当化する傲慢な性格」といえるでしょう。
人間関係の出来事は自分自身が生み出している
人生の中で大きな位置を占めている人間関係が、どのような影響を受けて形成されるかというと、人それぞれの性格によって作られていきます。
人間関係で出会うさまざまな選択肢が、その人の性格によって判断され、つぎつぎに決定され、さまざまな人間関係を生み出していきます。
つまり、あなたに降りかかるさまざまな人間関係は、あなたの性格による判断が原因で生み出されたものです。
多くの人は「人間関係が悪いのは自分のせいではない」と考えますが、真実はそうではありません。
人生案内サイトで「この世に偶然という出来事は存在しない」とお話しましたが、人間関係においても偶然という出来事は存在しません。
なぜかというと、この世界には“ある法則”というものが存在しており、すべての事象はその法則によって動いているからです。(“ある法則”とは“原因と結果の法則”であり詳しくは人生案内サイトをご覧ください)
この法則の存在に気づいて、その法則にしたがって人間関係に対応できる人は、良好な人間関係を築くことができます。
しかし、その法則に気づくこと無く、自分勝手な判断で人間関係に対応するなら、困難が多い人間関係を築くことになるでしょう。