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人を許せる人はなぜ豊かな人間関係に恵まれるのか?

人を許せる人とはどのような性格の人か?

以前に「この世に完璧な人はいない」というお話をしましたが、人間というものは人生の途中で、何らかの失敗や過ちをしてしまうものです。

 

そのような失敗や過ちは、人によって大きい事や小さい事、多い少ないはありますが、人生で全く失敗や過ちをしないという人間は存在しないのです。

 

もし、この世に失敗や過ちをしない存在があるとすれば、それは神という存在だけです。人間という存在は不完全であるがゆえに、この世に生まれ、生きているのです。(詳しくは人生案内サイトをご覧ください)

 

そのような中で、失敗や過ちをした人を許せる人は、いったいどのような性格の人なのでしょうか?

 

失敗や過ちをした人を許せる人というのは「思慮深い性格」であり「寛容性のある性格」であり「慈悲心のある性格」であるといえます。

 

人の失敗を許せるほどの人は、人格的にもかなり高いレベルにあると言えます。しかし、残念ながらそのような人は、あまり多くはいません。

 

なぜなら、多くの人が「自分に対しては甘いが、他人に対しては厳しい」という、周りの人々を見てもわかる通り“自己中心的な心”を持っているからです。

 

“自己中心的な心”というのは言い換えれば「自分さえ良ければ他人はどうなっても良い」という自分勝手な感情であり、人格的には低いレベルと言わざるを得ません。

 

あなたの周りの人を観察して見てください。本心から「人を許せる」という心の持ち主がいかに少ないかがわかると思います。

 

なぜ人を許せる人は豊かな人間関係になるのか?

ところで、そのような不完全な人間が生きているこの世では、自分と同じように、他人もまた不完全な人間なのです。

 

ということは、みんな同じように何らかの失敗や過ちを、日常的に繰り返しており、誰も他人の失敗や過ちを批判したり、裁く資格は無いということになります。(ただし、法律を犯した場合は法律に従うことになります)

 

そのような事を理解した上で、日常の人間関係を築いていくなら、どのような態度で対人関係に接すればいいのでしょうか。

 

それは、自分が失敗や過ちをした時に、自分ならどのような対応をして欲しいのかを考えることです。

 

自分が失敗や過ちをした時は、怒って欲しいのか?慰めて欲しいのか?

 

しかし残念ながら、人は自分には甘いですが、他人に対しては厳しいという習性があります。

 

そのような中で、自分を相手の立場に置き換えて、思いやりを持った心で相手に接することができれば、対人関係はどうなるでしょうか?

 

あなたが「人はみんな不完全な存在であり、失敗や過ちをすることは当たり前だ」ということを理解して、相手に対して思いやりの気持ちで対応すれば、相手は必ずあなたのことを良き理解者として慕(した)ってくれるでしょう。

 

そのような人間関係を築くことができれば、多くの人があなたを慕う様になり、人から理解者として信頼され、豊かな人間関係が形成されるようになります。

 

そして、あなたがいつか失敗や過ちをした時でも、周りの人はあなたのことを決して批判したり裁いたりすることはないでしょう。

 

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