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相手の立場に立って考えることが良い人間関係を作る

なぜ自分のことしか考えない人間が多いのか

現在の人間社会に生きる人は、自分の生活のために仕事に追われ、自分のことで精一杯という人が多いようです。

 

自分のことで精一杯なので他人のことを考える余裕はなく、他人のことにかまっている暇は無いと考えて生きています。

 

そして、子供の頃から自分中心に世の中を生きていくように教えられ、競争社会の中で「自分が勝ち残っていくことが正しいことである」という教育を受けてきました。

 

今の学校教育では、いかに人と競争して勝つことが大事であるかを教えられ、真の人間教育はほとんど教えられていません。

 

そのため大人になってからも、人間が何のためにこの世に生まれ、生きているのかもわからず、ただ漠然と自分さえ良ければそれでいいという考えで生きている人間が多いのです。

 

その証拠に現在の社会を見てもわかりますが、大人になっても善と悪の判断ができず、あらゆる犯罪に関わる人間が多いのです。

 

現在のテレビや新聞のニュースでは、偽装事件や詐欺事件、薬物中毒や殺人事件などが日常茶飯事に起きています。

 

これらの原因は、すべて人間の自己中心的な思いから引き起こされたものであることは、容易に判断することができます。

 

現在の教育方針はすでに行き詰まっており、現在の社会問題を解決するためには、今の教育のやり方を、根本から変えなければならない時期に来ているのです。

 

相手の立場に立って物事を考えることが大事

私たちは子供の頃から、競争に勝った者が優秀であると教えられ、競争に勝つことで人からほめられてきました。

 

しかし、冷静になって考えてみればわかりますが、競争に勝つということは、他人を倒して自分が優位に立つということであり、極端に言えば「自分さえ良ければいい」という考え方なのです。

 

そのことが自分勝手な人間を育て、自分が勝てれば他人はどうなっても良いという、自己中心的な人間を育てる結果になるのです。

 

競争というのは戦いであり、競争に勝つためには相手を負けさせる必要があります。

 

しかし、この考え方は間違っており、競争する相手は他人ではなく自分自身なのです。

 

人間が進歩向上するためには何も他人に勝つ必要はなく、過去の自分に勝つことで進化することができるのです。

 

競争すべきは怠惰な自分自身や、悪い思考をしている自分自身であり、過去に失敗した自分自身なのです。

 

現在の社会では競争に勝つと手を叩いて喜びますが、他人と競争して勝ったところで、何の意味もないのです。

 

それどころか、負けた相手から恨まれることになり、人間関係は悪くなるだけです。なぜなら、人に負けて悔しいと思わない人はいないからです。

 

そのことを踏まえて、良好な人間関係を築こうと考えるならば、他人に対しては、相手の立場に立って物事を考えることが大事です。

 

“自分がされて嫌なことは人にしない”“自分がされて嬉しいことを人にしてあげる”ということを常に考えながら行動することです。

 

そのことが、良好な人間関係を築く秘訣になります。

 

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