なぜ地震や台風などの自然災害が起きるのか?
自然災害は偶然に起きるものではありません
この地球上で起きる自然災害はさまざまです。
地震や津波、火山の噴火、台風や大雨、洪水に土砂災害、大雪や雪崩、猛暑に干ばつなど、私たち人間の力を超えた、大きな力の存在を知らされます。
このような自然災害を目の当たりにすると、自然の偉大さを感じるとともに、大自然の中では人間の力がいかに、ちっぽけなものであるかを感じさせられます。
では、このような自然災害がなぜ起きるのでしょうか?
なぜ、私たち人間が自然災害によって、苦しまなければならないのでしょうか?
その答えを導き出すためには、ある法則の存在に気づく必要があります。
詳しくは第一章でお話した内容を読んでいただきたいと思いますが「この世界には偶然は存在しない」という事実があります。
そして「この世界には偶然は存在しない」という事実から導き出される法則は「原因と結果の法則」です。
つまり、この世界に起きる出来事は、すべて何らかの原因が存在するのです。逆に言えば、原因のない結果は存在しないということです。
この法則は物理現象だけでなく、人間の行動や精神的な面にまで影響を及ぼします。
わかりやすく言うと、ある人が悪事を働けばそれ相応の結果が返ってくるし、ある人が善なる行いをすればそれ相応の結果が返ってくるということです。
この「原因と結果の法則」を信じようと信じまいと、この世界を支配している法則なので、人間の力で変えることは出来ませんし、ある日突然に消えることもありません。
この法則は過去から未来に向けて、永遠かつ完全に自動で働きつづけます。
なお、この世界に「原因と結果の法則」が支配しているおかげで、全てが公平かつ公正であり、バランスよく調和しているのです。
自然災害が起きる原因は…
では、自然災害がなぜ発生するのかといいますと「人間が摂理に反した行いをした」ことと「地球が進化している」ことが原因です。
人間が摂理(自然の法則)に反した行いをすることで、苦難という結果が返ってきます。逆に、摂理に従った行動をすれば、実り豊かな結果が返ってきます。
そして、第二章でもお話しましたが、人間が生きている目的は進歩向上するためです。それは、この地球にも言えることで、地球も同じように進化しています。
では、何のために地球が進化するのかといいますと、人間の進歩向上を促すためです。
自然災害が発生する目的は、人間が災害という苦難を経験することによって、進歩向上の道を歩むためです。
これは過去の歴史を見ていただければ理解できると思います。人間が進歩向上してきた裏側には、必ず災害などの苦難を経験してきているはずです。
今までに何度もお話していることですが、進化や進歩向上または成功するためには、困難や苦難、失敗や苦労をしなければ、達成することは出来ません。言い方を変えれば、「楽して価値あるものは得られない」ということです。
それは、この世界に存在するものすべてに共通して言えることです。なぜなら、先程も言いましたが、この世界には法則(摂理)というものが働いているからです。
この法則に従って生きる人間は、水を得た魚のように、人生をスムーズに生きることができます。しかし、この法則に反して生きる人間は、濁った水の中で泳ぐ魚のように、混濁した人生を歩むことになります。
ですから、一日も早くこの法則の存在に気づいて、この摂理に従った生活を送ることが、人生を豊かに幸せに生きるための最大のポイントになります。