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運命は決まっているのか?

運命とはなにか

人は人生において、さまざまな出来事を体験します。一般的に「運命」の意味は、人生におけるさまざまな出来事が、あらかじめ予定されていること。めぐりあわせのことです。

 

わかりやすく言うと、自分の身に起こる「人との出会い」「幸せや不幸」「喜びや悲しみ」「困難や災難」などは最初から決まっているということです。

 

言葉の解釈としては「運命は初めから決まっているもの」「運命は変えられないもの」という考え方が一般的でしょう。

 

では、その「運命」というものが本当に、人生に当てはまるものなのでしょうか?本当に人の「運命」は最初から決まっているものなのでしょうか?

 

結論から言いますと「運命はある程度、最初から決まっている」ということになります。つまり、人間の一生は生まれる前から、ある程度どういう人生を歩むのか決まっているのです。

 

そこで一つ疑問が生まれます。それは「誰が勝手に私の人生を決めたんだ?」「不幸な人生を歩まされた人は損ではないか」「金持ちの人生と貧乏な人生を選べないのは不公平だ」という考えです。

 

たしかにその通りです。自分が人生を歩むのなら、だれでも健康で幸せでなんの苦労も悩みもない人生を歩みたいと思います。

 

運命が最初から決まっているとすれば、人によって運命が異なるのは不公平だという考えはもっともです。

 

人生は一話完結の物語では無かった

しかし、本当のことを言いますと、人間の人生というものは「一話完結の物語」ではないのです。そもそも人生が「一話完結の物語」という先入観から「人生は不公平である」という反論が出るのです。

 

人はよく「一度きりの人生」と言いますが、それは人間が勝手に決めたことです。実際はいまの人生の前に別の人生を歩んでいるのです。人間には前世が存在するということです。

 

人は前世の行いによって、いまの人生における運命が決められています。正確に言いますと誰かに決められたのではなく、自分の運命は自分で選んだのです。

 

前世で自分が作った罪を精算するためと、自らの進歩向上を目指して、自分自身で選んだのが「運命」なのです。

 

ですから本来は、自分で決めたことなので、自分で文句を言うのはおかしな話なのです。しかし、自分で運命を決めたことは記憶に残ってないので、しかたのないことです。

 

人は自分の前世の行いをもとに今世の運命を選んでいるので、人によって運命が違うのです。つまり、その人にとって一番ふさわしい運命を背負っているということになります。

 

ただし、運命は決まっていると言っても、100パーセント決まっている訳ではなく、大きな枠組みだけが決まっているのです。完成された物語のとおり人生を歩むのではないのです。

 

もし決められた台本の通りにしか人生を歩けないとしたら、それほどつまらない人生はないでしょう。

 

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