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運命は変えられるのか?

運命は基本的に変えられません

以前に「運命はある程度決まっている」とお話しました。自分の運命は前世での罪をつぐなうため、自分で選択して生まれてくるのです。

 

ただし、自分で運命を選択して生まれてくるといっても、100パーセント具体的な人生が最初から決まっているわけではありません。

 

決まっている運命とは「人生で体験する苦しみや試練が、あらかじめ予定されている」ということだけです。

 

つまり、だいたいの人生の流れが決まっており、その人生の中で起きる苦しみや試練は必ず訪れるようになっています。

 

ただ、苦しみや試練の具体的な内容(どのような事件、事故、人間関係)は、その時の自分の置かれた環境や、自由意志の使い方によって決まります。

 

ですから、この世で起きる苦しみや試練は自分で選んだものですが、実際に起こる出来事は自分がどのように対処するかによって決まってくるのです。

 

そういう意味では予定されている運命自体は変えられませんが、その運命の細かな内容は自分の自由意志により決定されるといえるでしょう。

 

前にもお話しましたが、この世界で起きる出来事はすべて「原因と結果の法則」によって成り立っています。運命という結果がどのようになるかのカギは、自分自身が持っていると言えるでしょう。

 

苦しみや試練は教訓を学ぶためにある

なぜ、このように自分が選んだ運命(苦しみや試練)を体験しなければいけないのか。それは前世で自分がまいた種を自分で刈り取らなければいけないからです。

 

自分が作った罪は、自分が責任をもって償わなければいけないのです。誰かが代わりに罪をつぐなったり、免除されることはありえません。

 

もしも自分がまいた種(原因)が自分で収穫(結果)できないのであれば、それほど不公平で不平等なことはありません。

 

人は自分に都合のいいように物事を解釈してしまいます。

 

たとえば「自分が一流の大学に入学できたのは、自分が人一倍勉強したからだ」という理論はだれでも納得します。

 

しかし「自分が会社をリストラされたのは、不景気が原因であり自分は悪くない」と考えます。決して自分のせいにはしないものです。

 

ほとんどの人は、何か悪い出来事が起こると、自分が原因だと認めることをしません。

 

それと同じで、ほとんどの人は自分に起きた苦しみや試練は、自分に原因があるとは考えもしないのです。しかし実際は、自分に起きた苦しみや試練は、すべて自分が原因を作っているのです。

 

そして、自分に起こる苦しみや試練を体験して「なぜ、このような苦しみや試練が自分に起きているのか?」を考えることで成長の一歩を踏み出すのです。

 

人は苦しみや試練という運命を乗り越えることで、罪の償いをすることがでるのです。

 

ですから運命を悲観的に受け取らずに前向きに考えることが、自分自身を進歩向上させる秘訣なのです。

 

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