性格の悪さが不幸を引き寄せる
性格の良い人と性格の悪い人
世の中の人間は大きく分けて、性格の良い人と性格の悪い人に分けることができます。
ただこれは、人によって価値観が違うのと同じように、見方によって多少の差はあると思います。
そして一般的に、性格の良い人は他人からも好かれ、人間関係もスムーズになります。しかし、性格の悪い人は他人から嫌われ、人間関係も問題が多くなりがちです。
性格の良い人はどんな人かというと、他人に対して優しくて思いやりがあり、相手の立場に立って物事を考え、謙虚で利他的な人です。
反対に性格の悪い人というのは、他人に対して冷たく自分勝手であり、自分だけが得をすることや有利になることしか考えず、傲慢で自己中心的な人です。
性格の良い人は、自分のことが良い性格で人から好かれていると意識していなくても、特に問題はありません。
しかし問題は性格の悪い人が、自分の性格の悪さに気づいておらず、中には人から嫌われているということにも気づかず、自分は誰よりも正しい人間だと考えていることです。
そして周りの人が性格の悪さを指摘しても、傲慢な性格が災いして素直に受け入れることをせず、ひたすら反発するので救いようがありません。
このように性格の悪い人間は傲慢で自己中心的なので、そのように考えることは当たり前なのかもしれません。
ですが残念ながら、自分が間違っていることに気づかなければ、性格が改善されることはなく、人間関係が良くなることもないのです。
法則により性格の悪い人は不幸を呼び寄せる
世間の人を見渡してみればわかりますが、性格が悪いと言われている人の人生は、あまり良くない出来事が起きているのが分かります。
これにはちゃんとした理由があり、実は性格の悪さが原因で良くない出来事が発生しているのです。
以前にもお話しましたが、この世の中には“原因と結果の法則”というものが存在しており、すべてのことに例外なく働いているのです。
そして、悪いことが起きる原因として考えられるのが、性格の悪さによって他人を困らせたことや、苦しめたことが挙げられます。
性格の悪い人にとっては、他人を困らせたり苦しめたことを自覚していることは少なく、自分が悪い行為をしたという認識はほとんどありません。
もし、自分が悪いことをしたという自覚があり、反省するような人間なら、すでに性格は良い方向へと変わっているはずです。
ですから悪い性格の人は、自分が他人に対して悪い行為をしたという認識がないため、自分の身に悪い出来事が起こっても原因が理解できずにいるのです。
自分の身に不幸が起きるということは、自分が他人に対して悪い行為をした結果、そのようなことが起きたのであり“原因と結果の法則”が正常に働いているということです。
もし悪い性格の人間を救う方法があるとすれば、本人が“原因と結果の法則”に気づくのを待つしかなく、強制的に理解させることはできません。
しかし、何度も苦しみや困難を繰り返すうちに、法則の存在が少しずつ分かるようになり、やがていつか必ず理解できるときが来るでしょう。