間違った思考は人間関係に悪影響を及ぼす
悪い思考は体調に支障をきたす
昔から「病(やまい)は気から」ということわざがあり、人は気の持ちようで病気になったり、健康になったりするという意味です。
このことわざは理に適っており、いろんな事例を見ても、病気というものは人間の想いや感情などの思考が、大きく影響を与えているのは事実です。
特に精神的な病気であるうつ病などは、気分が落ち込んだりする心の病であり、さまざまなストレスによってもたらされる病気です。
また、いつも他人の悪口を言っているような人や、他人に嫌なことをする人などは、体調が悪くなったり病気になる人が多いのです。
このように病気というものは、人間の心の状態と密接に関係しており、良い思考は体調を整え、悪い思考は体調不良を招きます。
たとえば、良い思考といわれるものは「ポジティブ思考」「楽観的思考」「思いやりの気持ち」「謙虚な気持ち」「建設的思考」などです。
反対に、悪い思考といわれるものは「ネガティブ思考」「悲観的思考」「憎み恨み妬み」「傲慢な気持ち」「破壊的思考」などです。
自分で実際に経験すると分かるのですが、良い思考をしているときは、体が軽やかであり体調は問題ありません。
しかし、何らかの事情で悪い思考をしているときは、頭痛がしたりお腹の調子が悪くなるなど、体調不良になることがあります。
このように人間の思考は、人間の体調まで変えてしまう力を持っており、悪い思考が続くと病気まで引き起こす事になるのです。
悪い思考は相手にも悪影響を及ぼす
悪い思考は自分の体調不良を招きますが、もっと良くないことは相手に対する悪い思考は、相手の体調を悪くさせる可能性もあるのです。
どういうことかと言いますと、相手に対して「攻撃的思考」や「憎み」「恨み」「妬み」などのマイナス思考を与えると、相手の体調も悪くしてしまうのです。
たとえば、相手に対して傷つくような事を言うことで相手の心を傷つけ、そのことが原因で相手の体調を悪くさせてしまうのです。
しかし、このようなことは絶対にしてはいけないことです。
このように相手に対して憎しみや怒りをぶつけるということは悪いことであり、自分がやられた時のことを冷静になって考えることです。
そして、相手に対して悪なる行為をすると“原因と結果の法則”により自分に返ってくることになり、自分が病気になったり、相応の結果が返ってくるということを理解するべきです。
人生における共通事項として、いかなる場合も悪い思考をするということは、決して良い結果が返ってくることはありません。
むしろ現実には悪い結果が確実に返ってきます。ここで断言しておきますが、100パーセント悪い結果が返ってくるのです。
なぜなら、この世の中には“原因と結果の法則”というものが存在しており、この法則は完全自動に働き、逃れることは出来ないからです。
この法則に従った生き方をすれば幸多き人生になり、この法則に反した生き方をすれば困難と苦労が多い人生を歩むことになるのです。