満足しない人生を生きることが大切
不満を言うだけでは進歩しない
あなたは今の生活に満足していますか?
それとも今の生活に満足していないでしょうか?
世間ではよく「不満を言ってはいけない」とか「不満を言わず、何事も感謝して生きるべき」と教えられ、不満を言わないで生きることが美徳と考えられています。
確かに、不満ばかり言うことは人から嫌がられ、周りで聞いている人もあまりいい気はしないと思います。また、周りの人に不満ばかり言っていると「この人は我慢することができない人」と思われてしまいます。
たとえば仕事上での不満を、同僚や部下にぶちまけたりすることは、ただの愚痴を言ってストレス解消しているだけで、同僚や部下にとってはいい迷惑です。
例を上げると「給料が安い」「残業が多すぎる」「上司と意見が合わない」「好きでもない仕事をしている」「休日が少ない」などの不満があるとします。
このような不満を周りの人に言うことは、本人にとってはストレス解消になり、言った後はある程度スッキリすると思います。しかし、残念ながら周りの人にとっては歓迎されない行為と言えるでしょう。
また、友達同士での人間関係などの不満は、話を聞いている方にも人の悪口にしか聞こえず、あまり感じのいいものではありません。
ただ単に不満を一方的にぶちまけることは、愚痴を言っているだけに過ぎず、ネガティブ思考をさらけ出しているだけで、そこには何の進歩もありません。
不満があるのは良いこと
このようなことを言うと、先ほどの話の内容と矛盾しているかのように聞こえますが、私が言いたいのは「不満や愚痴をただ言うのではなく、その不満をバネにして進歩成長することが大切である」ということです。
不満が出てくるということは自然なことであり良いことなのです。逆に不平不満が出てこないということは、現状に満足している状況なので、それ以上進歩することはありません。
問題は、その不満をどうしたら解消できるかです。どうしたら不満を解消できるか、脳ミソを最大限に活用して考えることです。
不満を解消させるには、それなりの知恵が必要です。その知恵を働かせて不満を解消し、満足できるように考えることが、自分自身の成長につながるのです。
自分自身の不満を解消させて、満足できるようにするためには、必ず知恵を働かせて自分自身を向上させなければ、不満を解消することはできません。
言いかえれば自分自身が変わり、何らかのアクションを起こさなければ不満を解消することはできないのです。
たとえば「給料が安い」という不満があるのならば、どうしたら満足できる給料を得ることができるのか。「残業が多すぎる」という不満があるのならば、どうしたら残業を少なくすることができるのか。
不満があるのならば、その不満をどのようにしたら解消できるのか、必死で考えることです。
ただ、不満と愚痴を言い続けても何も変わりません。「棚からぼたもち」は落ちてこないのです。