幸せな人生は利他的な生き方でしか手に入らない
幸せな人生は自然の法則を理解すること
あなたは他人のことよりも、自分のことのほうが大事だと思いますか?
それとも、自分のことよりも、他人のことのほうが大事だと思いますか?
もしも、あなたが自分のことよりも他人のことを大切に考えるタイプの人であれば、物事がうまくいき幸せな人生を歩むことになるでしょう。
しかし、あなたが他人のことよりも自分のことのほうが大切だと考えるタイプの人であれば、困難や苦しみが多い人生を歩むことになるでしょう。
なぜ、このようなことが言えるのかといいますと、この世界を支配している法則がそのような仕組みになっているからです。それは目に見えない自然の法則が、自動的に働いているということです。
たとえば自然の法則がどのように働くか、例を上げてみましょう。
自分のことよりも他人のことを大切にする人は、他人に対して親切にするので自分も人から親切にされ、他人に対して優しくするので自分も人から優しくされます。
また、困った人がいれば助けてあげるので、今度は自分が困ったときには人から助けてもらえます。
このような人は、他人を自分のことのように大切に考えている利他的な人間です。
反対に、他人のことよりも自分のことのほうが大切だと考えている人は、他人が困っていても知らん顔をしているので、自分が困っている時には誰も助けてくれません。
また、他人に対して厳しい態度をとるので、人から厳しくされます。
このような人は、他人よりも自分が大切であり、人はどうなっても良いと考える利己的な人です。
ある原因に対して結果が自動的に現れる自然の法則であり、この現象は“原因と結果の法則”または“因果律”といいます。
なぜ、このような現象が起きるかの詳しいメカニズムはわかりません。しかし過去の経験上、この自然の法則がこの世界を支配していることは間違いありません。
利他的に生きるか利己的に生きるかで人生が大きく変わる
今の世の中は他人のことよりも、自分のことのほうが大事であるという風潮がまだまだ大半をしめています。
そのような利己的な考えが、結果的に自分に不幸をもたらすということが、まだ多くの人びとに理解されていないのです。
前にもお話しましたが、この世に偶然という結果はありえないのです。すべての結果にはそれ相応の原因があります。
なぜかといいますと、この宇宙はすべて自然の法則で支配されており、どんな生き物や人間もその法則から逃れて生きていくことはできないのです。
たとえば、この世に存在するすべてのものは、万有引力の法則から逃れることができないのと同じことです。
人間が作った規則や法律などは従わないことも可能ですが、自然の法則に関して「私は、そのような法則は認めないし理解もできない」と言っても、強制的に従わざるを得ないのです。
“原因と結果の法則”や“因果律”に関して「私はそのような法則は知りません」「そんな法則は信じられません」と言って不幸な人生を歩んだとしても、それはその人の責任です。
この法則を理解して幸せな人生を歩むのか、この法則を理解せずに不幸な人生を歩むのかは、その人自身が決めることです。
人間に与えられた自由意志を使うということは、それなりの責任が伴うということなのです。