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人は一人で生きて行けない理由

人間関係を避けて生きることができるのか

人間関係の悩みで「人と関わることに疲れた。たった一人でのんびりと暮らしたい」という方が結構おられます。

 

そのような悩みに関して言えば、一人暮らしの生活なら自分の時間はのんびりと暮らすことは可能でしょう。

 

しかし、誰も人のいない山奥などで、たった一人で暮らすことは可能でしょうか?

 

結論から言うと、たった一人で人生を生きていくということは、ほぼ不可能です。

 

まれに人間社会を離れて、まったく人のいない山奥に暮らす、仙人のような人がいるかもしれません。

 

しかし、そのような人は特別であり、普通の人間には人里離れた場所で、たった一人だけで暮らしていくことはできません。

 

もし、あなたが人間のまったく住んでいない山奥で、たった一人だけで生活しなければいけないとしたら、はたして何日間つづけられるでしょうか?

 

まず、自分が住む家を作ることから始めなければいけません。

 

大工さんでもない人が、地震や台風でも壊れない頑丈な家を、一から建てることができるでしょうか?

 

そして、毎日食べる食料を、自分で探したり作ったりしなければいけません。

 

また、着る服も自分で作らなければいけません。自然界に存在するものから自分で布を作って、洋服を作ることが果たして出来るでしょうか?

 

電気や水道やガスが必要ならば、それも自分ひとりで作らなければいけません。

 

また、病気になれば自分ひとりの力で病気を治さなくてはなりません。果たして自分ひとりの力で病気を治すことが出来るでしょうか?

 

この様に、人間関係がまったく無い状況の中で、人がたったひとりで生きていくということが、いかに大変であるかが分かると思います。

 

人が人間社会で生活する理由とは

普段、特に意識しないで何げなく暮らしていますが、よくよく考えると自分の身の回りのものは、ほとんどすべての物が、自分以外の人間が働いて作ったものだという事に気付かされます。

 

このことから私たち人間社会は、お互いの人間関係によって成り立っており、人間関係無しでは生活していくことが出来ないということが理解できます。

 

この社会で働いている人たちは、何らかの形で人の役にたつ仕事をしており、社会に貢献していると言えます。

 

逆に言えば、私たち人間が何のために仕事をしているのかというと、もちろんお金を稼いで生活するためですが、もっと本質的な理由は「人の役に立つために仕事をしている」ということです。

 

また、高齢者や病気など何らかの事情で働けない人たちは、健康で働ける人たちの援助によって、助け合って生活していかなければいけないのです。

 

“人生案内サイト”でもお話しましたが、人間がこの世に生まれ、生きている理由は「進歩向上するため」です。

 

そして、人間が進歩向上するためには人間社会の中で人と関わり、他人の役に立つ仕事をして、お互いに助け合うことを学ぶことが必要なのです。

 

人はたった一人では生きては行けませんし、たった一人では進歩向上することもできません。

 

そして、たった一人では生きている目的が無くなり、人間の存在価値も無くなってしまうのです。

 

※「人間は死んだら終わりなので、進歩向上しても意味が無い」と疑問に考えている方は“人生案内サイト”を読んで真実を理解されることをおすすめします。

 

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