人間関係の出来事にはすべて意味がある
この世に偶然という出来事はありません
人生案内サイトでもお話しましたが、この世で起きる出来事には、すべて意味があり偶然という結果はありません。
なぜかというと、この宇宙にはある法則が存在しており、その法則はあらゆる面で普遍的に働いているからです。
その法則とは“原因と結果の法則”というもので、ある出来事(結果)に関して、その出来事を引き起こす、何らかの原因が必ず存在するというものです。
たとえばインフルエンザにかかったという時、その原因はインフルエンザウイルスが鼻や口から体の中に入ったことが原因であり、ウイルスが体に入らずに偶然発症するということはあり得ないのです。
また人間関係の問題では、仲の良かった友達が、あるとき急に遊んでくれなくなった時、その原因は必ず存在するのであり、原因もないのに偶然そのような結果が起きることはあり得ません。
その原因は、自分が友達に対して言った一言が友達を傷つけたのが原因かも知れませんし、自分に対する何らかのうわさ話が友達の耳に入り誤解しているのが原因かも知れません。
いずれにしろ、ある出来事(結果)が起きるということは、それなりの原因が存在するからであり、偶然たまたま何かが起きるということはあり得ないのです。
もしもこの世が偶然という出来事に支配されているとするなら、今の世界には科学という学問も成り立たず、あらゆる法則(力学の法則など)も存在していないでしょう。
法則が存在するということは、それ相応の因果関係が必ず存在するということであり、そこには偶然とか奇跡や魔法は存在しないのです。
人間関係にも偶然という出来事はありません
私たちの普段の日常生活の中にも、偶然という出来事はありません。
しかし、そうは言っても中にはどう考えても偶然としか考えられない出来事が起きることも事実です。
ただそのような、どう考えても偶然としか思えないような出来事にしても、その原因は必ず存在しているのです。
その出来事が偶然に思えるのは、ただ単にその出来事の原因が特定できないか、未知の法則により発生しているかです。
人間関係の場合は原因が特定できることがほとんどですが、原因がわからないという人は、ただ単にその原因に気づいていないだけなのです。
相手に何気なく言った一言が、その人にとっては大きく傷ついた一言である場合がよくあります。
そのようなケースでは、その一言を言った本人はほとんど気づいていません。なので本人は相手が気を悪くしている原因が理解できないのです。
人間の心や感情というものは目に見えないものであり、言葉を発しない限り相手が何を考えているのか分かりません。
しかし、人間関係の中にも“原因と結果の法則”というものが存在しており、偶然という出来事はありません。
もし、人間関係のあらゆる出来事を“偶然”という一言で片付けてしまう人がいるとするなら、その人の人間関係は限りなく悪い方向へと進んでいくでしょう。