一瞬で人間関係が改善される魔法は存在しない
現在の学校教育は間違っている
人間だれでも多かれ少なかれ、人間関係の悩み事を持っているものです。
そのような人間関係の悩みでも、人によってはそれほど気にならないレベルであったり、割りきった性格で、気にしないように自分をコントロールしている人がいます。
しかし、人間関係の悩みごとが頭から離れず、夜も寝られないほどに悩んでいる人もおられると思います。
問題は、そのような人間関係の悩み事で苦しんでいる人を、救う体制が充分に取られていないことです。
現在のところ、小学校や中学校の義務教育で、人間関係に関する教育はほとんど行われていません。
その結果、イジメや暴力、人間関係のトラブルが後を絶たず、子供の教育をする立場の先生でさえも人を傷つけたりすることがあり、「現在の日本の教育は間違っている」と言っても言い過ぎではありません。
なぜこのような間違った教育が行われているかというと、教育を行う立場の人間が、何が善で何が悪かという判定基準を、心のなかに持ち合わせていないことが原因です。
わかりやすく言うと、教育者である先生が善と悪の判断ができずに、ただ自分のあやふやな感情だけで子供を教育しているところに問題があります。
しかし現在の教育は、暗記をしてテストの点が高ければ賢い人間と見られ、偏差値の高い学校を卒業すれば偉い人間だと勘違いされる世の中なので、仕方がないのかも知れません。
人の悩みにつけ込んでダマす人間が存在する
このように、現在における教育内容のレベルが低いために、人間関係のトラブルで悩んでいる人を増やしている結果となっているのです。
そしてさらに問題なのは、人間関係のトラブルで悩んでいる人たちを、その弱みにつけ込んで、食い物にしている人間が存在しているということです。
それはどのような人間かというと、ひとつは宗教に関する団体で「お祓いをすれば人間関係はスムーズにいく」というようなキャッチコピーで、悩み事のある人から高額のお金を取る人間です。
ふたつ目は、占いや霊能者を名乗る団体や個人で「あなたの悩みを一瞬で解消します」などのキャッチコピーで悩み事の相談に乗り、それなりの料金を取る人間です。
しかし誤解しないでいただきたいのは、すべての団体や個人の人間が、悩んでいる人を食い物にしているという訳ではなく、一部の人間が関与しているということです。
ただ言えることは、そのように人をダマす人間が確実に存在しているということです。このような事実をニュースなどで見たことがあると思います。
ここで注意しておきますが、ハッキリ言いますと「お金を払って、お祓いやお祈りをして、トラブルや悩みが一瞬で消える」というような魔法や奇跡は絶対に存在しません。
なぜかというと、そのようなことは「人は楽をして価値あるものを手にすることはできない」という摂理に反することであり、そのような奇跡はあり得ないことだからです。（摂理については話が長くなりますので、詳しくは“人生案内サイト”をご覧ください）
もし、お金を払った人だけが悩みを解消されるのならば、人間がこの世に生きている目的である「人は進歩向上するために生きている」という人生の存在意義が無くなります。
そしてこの世に不公平が蔓延して、この世界は堕落の道を歩むことになるでしょう。
最後にもう一度言いますが、第三者にお金を払って人間関係の悩みを一瞬で解決できる方法はありません。
人の悩みにつけ込まれて、ダマされることがないように、常に意識して注意することが大切です。