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なぜ人から嫌われるのか?

人は誰でも他人から良く見られたい

世の中にはいろんなタイプの人が存在しますが、人から嫌われることが嬉しい人はいないと思います。

 

むしろ多くの人は「人から好かれたい」「人気者になりたい」「人から羨(うらや)ましいと思われたい」と考えているのではないでしょうか?

 

これは当然のことですが、人は誰でも他人から良く見られたいと考えています。そして、自分は他人より優れていると見られたいのです。

 

その理由は、人間が生まれながらに持っている欲求の中に「自分は今より良くなりたい」という向上心を持っているからです。

 

たとえば学生なら「もっと成績が良くなりたい」「できるだけ偏差値の高い学校へ行きたい」などの欲求を持っているはずです。

 

そして社会人なら「できるだけ給料の高い会社で働きたい」「今より豊かな生活を送りたい」「今より人間関係の良い会社で働きたい」と考えていると思います。

 

逆に「今より給料の安い会社で働きたい」「今より貧乏で苦しい生活がしたい」「今よりもっと人間関係の悪い会社で働きたい」とは思わないはずです。

 

ですから人間というものは、常に今以上のものを目指して生きており、今よりも劣るものや悪いものを目指して生きている人はほとんどいないと言えます。

 

つまり人間というものは、人から嫌われたり悪く思われようとは考えておらず、むしろ人から好かれたり良く見られたいと考えているのです。

 

人から嫌われるにはそれなりの原因がある

このように人間は人から良く見られたいと考えており、人から好かれたいと考えています。

 

しかし、なぜ人から嫌われたり悪く思われたりする人がいるのでしょうか?

 

もちろん本人にしてみれば、人から嫌われようと思って嫌われる訳ではありませんし、人から悪い人に見られようと考えて行動している訳ではありません。

 

それは自然の成り行きにしたがって、本人が気づかないうちに、そのような結果になっているのです。

 

以前にもお話しましたが、ある結果に対しては必ず原因が存在します。

 

その原因が何かというと、嫌われている本人が知らず知らずのうちに、無意識に出た言葉や行動が、相手に対して不快感を与えているということです。

 

なぜそのような事が起きるのかというと、嫌われている本人の性格が大きく関わっています。

 

詳しくは第四章の「人に嫌われるタイプとは」を読んでいただけば分かると思いますが、ひとことで言うと“自己中心的な性格”が災いしているということです。

 

“自己中心的な性格”の人は無意識のうちに「自分がされたら嫌なことを、相手に対して行っている」のです。

 

ですから、自分が相手に対して不快な行動をしたことに気づかず、なぜ相手が怒っているのか理由がわからないのです。

 

そして「なぜあの人は自分を嫌っているのか?」「自分は何もしていないのに、悪いのはあの人だ」と自分を正当化しようとします。

 

このような人が、自分が原因で嫌われているということに気づくためには、謙虚な心で自分を見つめなおすことです。

 

それができれば、人から嫌われることは少なくなっていくでしょう。

 

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