人間が嫌いな人はどうしたら良いか?
人間が嫌いになった理由とは?
人はだれでも、自分に対して優しい人や親切な人は好きになります。反対に、自分に対して冷たい人や乱暴な人は嫌いになります。
しかし、自分に対して冷たい人や乱暴な人だけでなく、優しい人や親切な人でも、とにかく「人間が嫌い」あるいは「人間が好きになれない」という人がいるようです。
そのような人は、基本的に自分以外の人間が嫌いなので、自分以外の人間を信用することはあまり無く、自分だけが正しいという考えを持っています。
また人間が嫌いな人は、普通に人付き合いはするけど、人の陰口をいうことが多いようです。本人の前で悪口は言いませんが、本人がいないところで悪口を言います。
人間が嫌いな人は普段から無意識に、人の悪口を言う癖があるみたいです。
なぜそのような偏った思考が作られたのか、理由はいろいろあると思います。
たとえば、過去に人から騙(だま)されたり裏切られたことがあり、そのことがトラウマになって人を信用することができなくなったのかも知れません。
人間は信用していた人からから騙されると、人間嫌いな性格になる可能性はあると思います。
しかし、この世の中には人を騙す人間がいることは確かですが、そのような人間はごく一部の人間であり、大半の人間は人を騙すことはしないものです。
もし、この世の中の大半の人間が人を騙す人間であったなら、世の中は混乱が続き、現在のような経済社会は崩壊しているでしょう。
人間が嫌いな人はどうするか?
この世の中では、人間が嫌いだからといって、たった一人で生きていくことはできません。
動物は本能だけで生きているので、たった一匹でも生きていくことは可能ですが、理性と本能を持っている人間が、一人だけで生きていくことは不可能です。
なぜかというと、人間社会はお互いが助け合って生きる分業社会であり、一人で何もかも出来るものではないからです。
お腹が空けば商店で食料を買い、住む家が欲しければ工務店や不動産会社に頼み、病気になれば病院で治療してもらわなければなりません。
このような事を、たった一人の人間がすべて行うことは不可能なのです。
人間が嫌いな人は、人がほとんど住んでいない田舎や山奥で暮らしてみるのもいいでしょう。
そうすることで人間が助け合って生きることのありがたさが、身を持って理解できると思います。
そして何よりも、人間がこの世に生まれて生きている理由は、人間関係を通して進歩向上するために存在しているのです。
いろんな人間関係の中で生活して、さまざまな苦難を乗り越えることで、人間は進歩向上していくのです。
人は大切なものが近くにあるときは、大切なものの有り難みがわからないものです。大切なものを失った時、初めて大切なものの価値が理解できるのです。