人から意地悪をされる時にどうするか?
人はなぜ意地悪をするのか?
人間は人から意地悪をされるほど、嫌なことはありません。
なぜなら、人から意地悪をされると精神的な苦痛を感じ“こころ”が苦しくなるからです。
“こころ”というものは人間の感情が生み出されるところであり、目には見えませんが確実に存在するものです。
これは機械やロボットやコンピューターには存在しないものであり、人間には作り出すことが出来ないものです。
その“こころ”は人間のように高度な生命体にしか存在しないものであり、現在の科学では解明できていませんが、ある種の生命エネルギーと考えられます。
いずれにしても人間には“こころ”というものが存在しており、その“こころ”に不快なものが入ってくると、苦しいと感じるのです。
その不快なものとは困難や苦痛などで、意地悪なことも不快なことのひとつであり、自分がされたら嫌なことです。
では、なぜ人は他人に対して意地悪なことをするのでしょうか?
相手に対して意地悪をする人間の心理として、どのような感情が働いているかというと「相手のことが気に入らない」「相手を困らせたい」「相手のことが憎い」「相手のことが羨(うらや)ましい」などです。
そして、意地悪をする人間がそのような感情を抱いたということは、そこに何らかの原因が存在することは確かです。
人間は、何も原因が無いのに感情が動かされることはありません。
もちろん、意地悪をする人間に原因があり悪いのは当然ですが、意地悪をされる側にも何らかの原因があったということは否定できません。
それは「意地悪をされる人間が悪い」という意味ではなく“原因と結果の法則”を用いて考えると「相手を困らせたい」と思わせる何らかの原因が存在していたということです。
意地悪をされないためにはどうするか?
意地悪をされない手っ取り早い方法は、意地悪をする人間と顔を合わせないことです。言い方は悪いですが、意地悪な相手から逃げることです。
しかし、それができない場合は、意地悪をする相手と人間関係を改善して、うまく付き合っていくしかありません。
また、本来ならば「意地悪をされる側にも、何らかの原因がある」ということは言いたくありませんし、言わずにそっとしている方が楽かも知れません。
しかし、意地悪をされる原因を解明しないでフタをしていれば、同じことが繰り返され、問題の解決にはならないのです。何より意地悪をされる人が救われないのです。
そして、その原因を究明していくことが「意地悪をされない様にするためにはどうしたらいいのか?」の答えを出すポイントになるのです。
ここではあえて「意地悪をされる側にも何らかの原因がある」という事実に対して、正面から向き合って考えてみましょう。
では、意地悪をされなくするためにはどうしたらいいのか?
意地悪をされる側にも原因が存在するということは、その原因を取り除いてやれば、意地悪をされなくなるということになります。
そして、意地悪をされる側にも原因が存在するということが分かっている以上、その原因は「相手を困らせたい」という感情にさせた、言葉や態度などの行動にあるということです。
それがどのような言葉や行動か人によって違うので、それぞれの事案に対して検証していかなければなりません。
ただ共通して言えることは、意地悪をする相手に対して、何らかの不快にさせる言葉や態度を取っていた可能性が高いことです。
そして、意地悪をされた本人には、相手に対して不快な言葉や態度をとったという認識がほとんど無いことが考えられます。
いずれにしろ意地悪をされないようにするためには、自分が相手に対してどのような言葉や態度で接したか、もういちど謙虚な態度で冷静に考えてみることです。
その原因が分かれば、後は自分の言葉や態度などの行動を改めることで、意地悪をされることは、しだいに無くなっていくでしょう。