嫌いな人、嫌な人とはどのような人か?
嫌いな人や嫌な人の性格と価値観
世の中には、自分にとって嫌いな人や嫌な人というのは、必ずと言っていいほど存在するものです。
あなたの周りにも、嫌いな人や嫌な人というのは、存在するのではないでしょうか?
そして、あなたから見て、嫌いな人や嫌な人とはどのような人でしょうか?
人から嫌われる性格というのは、だいたい決まっています。どのような性格か、ひとことで言うと「自己中心的な人」ということになります。
では「自己中心的な人」とはどのような人か、もう少し具体的に言うと「自分勝手な人」「自分さえ良ければ、人はどうなっても良いと考えている人」「相手の立場に立って、物事を考えたり行動できない人」などになります。
さらに具体的に言うと「嘘をつく人」「バカにする人」「暴力を振るう人」「偉そうにする人」「妬(ねた)む人」「意地悪をする人」「見栄を張る人」「知ったかぶりをする人」「イヤミを言う人」「不潔な人」「しつこい人」などです。
このように他人に対しての配慮が無く、自分の事しか考えていない性格の人は、他人から嫌われ敬遠されます。
そして、このように「自己中心的な人」の価値観とは、どのような思考から作られるのかと言うと「どうすれば自分が得をするのか?」と考えることです。
つまり「自己中心的な人」の思考は自分に対する損得勘定から始まり、自分の立場が他人の立場よりも優位に立つことを常に考えて行動します。
人から嫌われる人は、自分が嫌われていると認識していない
このような性格の人は、もちろん他人から嫌われますが、自分が他人よりも優位に立つことが正しいことであり、自分が他人よりも得をすることが正しいという価値観で生きています。
そして「自己中心的な人」は子供の時から「他人に負けてはいけない」「他人に勝つことで自分が幸せになれる」という教育を受けて来たので、そのような価値観が出来上がっているのです。
常に自分の損得勘定を考え「自分の欲望を満たせればそれで良し」という価値観で生きている人は、それが正しいと無意識に考えています。
ですから、他人に対しても無意識に行動しているため、自分が他人から嫌われているとは思ってもいないのです。
他人から嫌われている人は“自己中心的”な性格と価値観で人生を生きることが、自分にとってプラスであり、自分が幸せになれる方法だと考えています。
そのような理由から、他人から嫌われている人は、自分が嫌われているとは認識していない場合が多いのです。
たとえ、自分が他人から嫌われていると感じていても、長年にわたって染み付いた性格や価値観は、簡単に変えることはできません。
しかし、他人から嫌われる「自己中心的な人」は“人間関係の法則”により、他人を苦しめた分だけ、その苦しみが自分に返ってくることになります。
この法則は絶対であり、すべての人間はこの法則から逃れることはできません。