他人の悪口をいう人のつきあい方
他人の悪口をいう人はどんな人か?
学校や職場、家族や親戚、近所の人など、他人の悪口をいう人間は、いたるところに存在するものです。
しかし、他人の悪口をいう人間はたいてい本人の前で言うことは無く、本人がいない所で悪口を言うものです。このことを“陰口”(かげぐち)とも言います。
この陰口は本人が直接的に知ることはなく、第三者を通して「○○さんが、あなたの悪口を言っていた」と聞くことにより、発覚することになります。
では、他人の悪口をいう人がどのような性格かと言うと、他人のことが気に食わない性格であり、他人の欠点や短所を指摘する性格であり、他人を妬(ねた)んだり嫉妬(しっと)する性格です。
また、悪口を言っている本人にとっては、自分は悪いという自覚はなく、平気で他人の事を悪く言ったり見下したりします。
むしろ自分が悪いと思うどころか「自分は正しい」と考えており「悪いのはあの人だ」と自分を正当化して、人の悪口を言っています。
しかし、悪口という行為は「善か悪かどちらなのか?」と判断するのであれば「悪口は悪である」ということになります。
なぜかというと「もし自分が人から悪口を言われたらどう思うのか?」「自分が悪口を言われたら嬉しいと思うのか?」ということを考えてみれば分かると思います。
人生案内サイトでもお話しましたが、善と悪の判断基準は「自分がされたら嬉しいことは善であり、自分がされたら嫌なことは悪である」ということです。
したがって、他人の悪口をいう行為は悪であり、そのような事を続けている限り“原因と結果の法則”により、その人はそれ相応の結果が返ってくることになります。
悪口をいう人の対処法とは?
基本的に他人の悪口をいう人は、自分は正しい人間であり、善人だと考えています。
しかし、そのような人に限って物事の“善と悪”の正しい判断をすることができず、自己中心的な判断基準により“善と悪”の判断をしているのです。
つまり、その人の周りに自分の価値基準に合わない人や、気に食わない人がいると、その人の考えは間違っていると決めつけ、その人の悪口をいうことになります。
他人の悪口をいう人に対して「あなたの言っていることは悪いことだ」とか「人の悪口を言ってはいけない」と諭(さと)しても、聞く耳を持たないでしょう。
なぜなら、他人の悪口をいう人は自分の方が絶対に正しいと思い込んでおり、周りの人がいくら教えても逆に反発するだけだからです。
そのような他人の悪口をいう人に対しては、決して同調したりせず、聞き流すことです。
もし、意見を求められることがあっても、悪口に賛成するのではなく、公平な立場で自分の意見を述べることが大切です。
そこでもし、その人の悪口に賛成する態度を示すと、後々やっかいなトラブルに巻き込まれる可能性があるので、注意したほうがいいです。
そして出来るならば、悪口をいう人とは距離をおいたほうが良いでしょう。
なぜなら、他人の悪口をいう人と仲良くなると「類は友を呼ぶ」ということわざの通り、あなたの周りにも悪口をいう人間が集まって来るからです。
そして、他人の悪口をいう人間は“原因と結果の法則”により、当然ながら人間関係で困難や苦しみが多く訪れるようになるのです。