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なぜ他人と価値観が違うのか?

価値観とは何か

よく「あの人と私は価値観が違うから合わない」とか「価値観の違いで別れる事になった」などのように、会話の中で“価値観”という言葉が出てくることがあります。

 

この“価値観”とは何かというと、「物事の価値についての考え方」であり「物事の優先順位についての考え方」ということです。

 

人はそれぞれ考え方に違いがあるように、自分が大事と思える事に違いがあります。

 

人によって「何を優先するのか?」「何が大切なのか?」一人ひとりが心に持っている価値には違いがあるということです。

 

たとえば、人間社会の中で共通の“価値”を持ったものに、硬貨や紙幣といった“お金”が存在します。

 

この“お金”は日本人なら誰でも共通した“価値”である円によって、10円とか1万円とか、わかりやすく数値化されています。

 

ジュース1本130円とか、牛肉100グラム380円など、物の価値は表示されているので、商品の価値は誰が見ても一目で分かります。

 

そして“お金”の価値が高いか低いかは“金額”によって数値で表わされ、金額が高ければ価値が高く、金額が低ければ価値は低いということになります。

 

誰でも分かりますが、10円は1万円よりも価値が低く、100万円は1万円よりも価値が高いことが、容易に理解できます。

 

このように、お金の“価値”は、お金の金額によって共通の価値が認識出来ますが、人間が考える物事の“価値観”というものは、人によって違ってくるのです。

 

野球を観ることが好きな人にとっては、野球観戦が何よりも大事であり「仕事と野球観戦のどっちが大事なの?」と聞いたら「野球観戦が大事」と答えるでしょう。

 

また魚釣りが趣味の人にとっては、魚釣りが何よりも大事であり、ファッションが趣味の人にとっては、ウインドウショッピングをする事や、ファッション雑誌を見ることが何よりも大事なのです。

 

他人と価値観が違う理由

このように人が持っている“価値観”というものは、人それぞれの考え方によって違ってくるものですが、なぜ人間の“価値観”は人によって違うのでしょうか?

 

その理由は、人は受け取る情報量の多さや質に違いがあることや、受け取った情報に対して、解釈の仕方が人それぞれ異なるからです。

 

受け取る情報量の多さや質は、人によってまったく違います。

 

たとえば、普段からテレビでバラエティー番組ばかり見ている人と、図書館で専門書などの本を借りて読んでいる人では、受け取る情報の質はまったく違ってきます。

 

そして、その受け取った情報をどのように解釈するのかは、人によって違ってくるので、その人に与える“価値観”も大きく変わってきます。

 

また、情報を受け取る側の人間にも“自由意志”というものがあり、どのような情報を受け取るのかという選択肢は、個人の意志で選ぶことになります。

 

当然ながら人によって得られる情報に違いがあり、その違いが他人との“価値観”の違いを生み出しているのです。

 

つまり、人間が考える“価値観”を決めるのは、その人が受け取った情報の量や質で決まり、他人と“価値観”が違うのは、人それぞれ受け取る情報の量や質が異なり、解釈の仕方も違うからです。

 

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