存在価値を高める方法
人に価値を提供すること
あなたは、どうしたら自分の存在価値を高められると思いますか?
存在価値の高い人は、周りの人から感謝されます。
では、どうしたら周りの人から感謝されると思いますか?
その答えは、人に価値を提供することです。
「人に価値を提供する」とは、「人に喜んでもらえること」「人から感謝されること」「自分より困っている人を助けること」です。
あなたが提供できる価値が高ければ高いほど、あなたの存在価値は高く評価されます。
あなたが提供した価値のレベルに合わせて、あなたの存在価値のレベルが変わるということです。
では、具体的に「人に提供する価値」とは、どんなものがあるでしょう。
たとえば、あなたが旅行に行ったとします。そこで、友達におみやげを買って帰ろうと思いました。その友達は甘いものが好きなので、その土地で有名なまんじゅうを買いました。おみやげをもらった友達はとても喜んで、あなたにお礼を言いました。
この場合「まんじゅう」という物ですが、友達に喜んでもらえたので、価値を提供したことになります。
提供する価値は「物」である必要はない
次に、あなたが電車に乗って仕事から帰るとき、ちょうど座席が一人分空いてたので座りました。
次の駅で大きな荷物を持ったおばあさんが乗ってきましたが、空いている座席がなく、あなたの近くに立っていました。
それを見たあなたは、おばあさんがかわいそうに思えたので、仕事で疲れていましたが、席を代わってあげようと声をかけました。
すると、おばあさんはとても喜んで、あなたにお礼を言いました。
この場合は「物」ではなく、あなたの「まごころ」という価値を提供したことになります。
そして、あなたの「まごころ」に対しておばあさんは感謝しました。この時あなたの存在価値は確実に高くなっています。
このように「人に提供する価値」は必ずしも「物」である必要はありません。確かに人は「物」をもらうと喜びます。「おみやげ」や「おすそ分け」、「誕生日プレゼント」や「クリスマスプレゼント」など、もらえると嬉しいですね。
しかし、もらって本当に心から感動するのは「物」ではなく「思いやり」や「まごころ」なのです。
人は「思いやり」や「まごころ」など目には見えないけど、確かに存在する「こころ」に反応し喜び感動するのです。
その証拠に、あなたは過去に「優しくされた人」や「助けてくれた人」のことは心に残って忘れないのではないですか?
また、プレゼントは何をもらったか忘れても、くれた人のことは忘れていないと思います。目には見えませんが、人は「こころ」のヴァイブレーションに共感するのです。
あなたの存在価値を高めるには
周りの人が、あなたに存在価値を感じるのは、あなたが周りの人に価値を提供した時です。
その価値とは「人に喜んでもらえること」「人から感謝されること」「自分より困っている人を助けること」です。
あなたが自分の存在価値を高めたいと考えているなら、「偽善」ではなく「心から」人に価値を提供することです。
間違っても「人から存在価値を認めてほしい」という気持ちで行動しないことです。
この世界はすべて、ある法則によって動いています、その一つが「ギブアンドテイク」とか心理学でいう「返報性の法則」と呼ばれるものです。
ここでも例外なく、その法則が適用されます。
つまり、人に価値を提供すれば、必ず自分に返ってくるということです。
しかし、自分に返ってくることを期待して行動しても意味がありません。相手に対して「心から提供する」ところがポイントなのです。
「人に喜んでもらう」「人に感謝される」「困っている人を人を助ける」ことで、あなたは価値ある人生を歩んで行くことができるのです。