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人は失敗するために生きている

失敗は悪いことではない

私たちは子供の頃から、失敗をすることは悪いことだと教えられてきました。学校で宿題を忘れたり忘れ物をした時、寝坊して遅れたりした時、怒られたり笑われたりしました。

 

人は失敗することに悪いイメージを持っています。そして、失敗は恥ずかしいイメージがあり、自分が失敗したことは、なるべく人に話すことはしません。

 

そういう私も若い頃はよく失敗しました。(もちろん今でも失敗しますが…)

 

ある日、飲み会のあと最終電車で帰るとき、寝過ごしてしまい終点の駅まで行ってしまいました。タクシーで帰ろうにもタクシー代がなくて、終点の駅から10キロ以上の道を、3時間くらいかけて歩いて帰ったことがありました。

 

また別の日、電車の荷物だなにスーツを置き忘れてしまいました。気がついて駅員さんに事情を話して探してもらいましたが、結局スーツは出てきませんでした。

 

またマンションに住んでいた時、洗濯している途中で洗濯機のホースがはずれて水浸しになり、下の階の家に水漏れさせてしまったこともあります。

 

その他にも、財布を落としたり、寝坊して会社に遅れたり、仕事で失敗してお客さんからクレームが来たり、たくさんの失敗をしてきました。

 

しかし、そんなたくさんの失敗から、多くのことを学びました。そして、同じ失敗を二度とくり返さないようにすることで、いろんな面で成長しているのです。

 

今では、たくさん失敗して良かったと思っています。たくさんの失敗をすることで、確実に自分は成長していると感じます。

 

人は失敗した分だけ成長するので、失敗は悪くないのです。むしろ、失敗はどんどんしたほうが、どんどん成長するのです。

 

ただし、どんどん失敗してもいいとはいっても、同じ失敗はなるべくしないように努力することは必要です。同じ失敗をくり返すことは、成長していないことになりますから。

 

失敗をくり返す人はどうしたらいいか

同じ失敗をくり返す人は、どこがいけないのでしょう?

 

人は失敗した時、もう失敗はしたくないと考えます。しかし、失敗をくり返す人は、失敗した時「ああ失敗してしまった〜」で終わっています。

 

同じ失敗をしないためには「なぜ失敗したのか?」「何が失敗の原因なのか?」を考える必要があります。

 

「失敗」という結果を作り出すためには、必ず「失敗」するための原因が存在するのです。

 

そして、その原因を作り出したのは自分なのです。正しく言うと、人は生きていく過程の中で、無数の選択肢の中からどれか一つを選んで行動しているのです。

 

「失敗」した時は、その無数の選択肢の中からどれか一つを選ぶときに、誤った選択をしてしまっているのです。その誤った選択肢に気づかない限り、同じ失敗をくり返すということです。

 

成功する人ほど失敗の数が多い

中には失敗をすることが怖いという人もいると思います。

 

確かに失敗した時はとても嫌な気分になり、失敗したくないという気持ちはわかります。

 

しかし、失敗しない人間は存在しませんし、失敗という経験をしないと人は進歩向上できないのです。

 

実際に、有名な科学者やオリンピックの選手などは、誰よりも多くの失敗を経験しています。

 

まわりから見れば運良く成功したかのように見えますが、本人は見えないところで普通の人の何倍もの失敗と努力をしているのです。

 

成功をつかんだ人は「それなりの原因」があるからこそ「それなりの結果」が生まれるのです。

 

楽して価値あるものは、決して手に入らないのです。

 

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