人は何のために仕事をするのか?
あなたが仕事をする目的は?
あなたは何のために仕事をしているのですか?
あなたが働いている目的は何ですか?
このような質問を人から聞かれたことは、ほとんどないと思います。しかし、自分の中で問いかけたことは有るのではないでしょうか。
そして、その答えは人によっていろいろですが「生きていくため」「生活するため」「家族を養うため」「ほしい物を買うため」「社会人として働く義務がある」などと答える人が多いと思います。
これらの答えを問いつめていくと最後に「お金を稼ぐため」という答えが返ってきます。これは確かにその通りです。仕事をしてお金を稼いで食べ物を買わないと、生きていくことができません。
しかし、人間が仕事をする目的、働く理由はもうひとつあるのです。というより本質的な理由があります。その理由とは「人の役に立つため」です。
人が仕事をして「お金を得て物を買う」ということは物質面での目的です。もうひとつの理由である「人の役に立つため」とは精神面での目的ということになります。
人が何のために仕事をしているかという本質的な理由は「人の役に立つために仕事をしている」ということです。
なぜ本質的と言えるかというと「お金を稼ぐにはどうしたら稼げるか?」を考えてみればわかると思います。
「お金を稼ぐには」どうしたらいいのでしょう。その答えは「人の役に立つこと」をすればいいのです。
“原因と結果の法則”から言うと「人の役に立つ事をする」という原因を作れば「お金がもらえる」という結果が導き出されるのです。
もちろん家を建てる時など、お金は後払いすることがあります。しかし、この場合「家を建てますが後でお金を払います」という売買契約を最初にします。
最初に「人の役に立つ事をすれば」「お金」は後からついてくるという感じです。
少しややこしい話をしましたが、理解出来ましたでしょうか?
成功者と言われる人は物事の本質を理解している
いま話したことは世間でいわゆる「成功者」と呼ばれる人が、みんな理解していることです。
「どうしたらお金を稼げるか?」というと「人の役に立つ事」をすればお金を稼げるのです。単純なようで、この本質的なことを普通の人は理解していません。
特にサラリーマンの人は、ほとんど理解できていないと言えるでしょう。なぜかというと雇われる側の人は、なるべく楽をして仕事をこなしていこうとするからです。
ですから、サラリーマンの人は「仕事をして給料がちゃんともらえればそれで良い」ぐらいにしか考えていません。
「人の役に立つために仕事をしている」と考えて働いている人は、ほとんどいないのではないでしょうか?
この本質的なことを理解していないと、お金は稼げません。
特に業績の悪い営業マンの人は、このことを理解している人は少ないと思われます。理解できていないから具体的な行動に移すことができず、結果が出せないのです。
人は自分ではあまり意識していませんが、すべての仕事は「人の役に立っている」のです。
逆に言えば人の役に立っていない事は、仕事とは言えません。当然ながらお金を得ることも出来ないのです。
あなたがお金をたくさん得ようと思うのなら、まず「人の役に立つため」に仕事をするべきです。
そして「人の役に立つため」にはどうやって仕事をしたらいいか、具体的に考えることです。頭に汗をかいて、どうやったら「人の役に立つ事が出来るか」を必死で考えることです。
「人の役に立つこと」をもう少し具体的にいうと「人を喜ばせる」「人を楽しませる」「人から感謝される」などです。もちろん実際に行動に移すには、もっと具体化する必要があります。
もしあなたが、たくさんの人を喜ばせ、たくさんの人を楽しませ、たくさんの人から感謝されるような「多くの人の役に立つ人間」になることができれば、あなたは大金持ちになることができます。