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幸せとは何か?

「幸せ」の感じ方は人によって違う

あなたにとって「幸せ」とは何ですか?

 

「美味しいものを食べること」「風光明媚なところを旅行すること」「気のあった友達とおしゃべりすること」「好きな映画を楽しむこと」「温泉に入ってのんびりすること」など、人によっていろいろあると思います。

 

ただ言えることは「幸せ」とは人によって感じ方が違うということです。ある人にとっては「幸せ」と感じていても、別の人にとっては「幸せ」と感じないこともあります。

 

たとえば、Aさんにとっては「ビールを飲むことが幸せ」と思っても、Bさんにとっては「お酒は嫌いだ」と思うかもしれません。

 

つまり「幸せ」とは人それぞれの価値観によって判断されるものであり「幸せとはこれだ」と断定される性質のものではないのです。

 

あなたが体験した出来事が「幸せ」だと感じれば、それはあなたにとっての「幸せ」であり、あなたにとって価値のある体験だと言えます。しかし、あなたにとっての「幸せ」は別の人にとっては「幸せではない」かもしれません。

 

別の例を挙げると、あなたが「休日は家でゆっくり休んで、好きなテレビを見ることが幸せ」と思っても、別の人は「休日はジョギングをしたり、水泳をしたりして体を動かすことが幸せ」と思う人もいるわけです。

 

要するに「幸せ」とは、人それぞれ感じ方が異なり、その人の価値観によっていろんな「幸せ」があるということです。

 

「苦労」を経験しないと「幸せ」になれない

あることが「幸せ」と感じていても度を越すと「不幸」になることもあります。

 

たとえば、Aさんはケーキを食べることが「幸せ」と思っていても、そのケーキを10個も20個も食べたら、お腹が痛くなって「不幸」と感じるかもしれません。

 

また、いくらお酒の好きなAさんでも、お酒を大量に飲めば気分が悪くなって、「幸せ」が「不幸」になりかねません。

 

「幸せ」も適量、適度があります。「幸せ」も度を越せば「不幸」になってしまうのです。

 

人はよく「幸せになりたい」と言いますが、「幸せ」を感じるためには「幸せ」の反対の「不幸」や「苦労」「困難」などを経験することによって「幸せ」を感じることができます。

 

ですから、人が「幸せ」や「幸福」を長期間にわたって継続させることは不可能です。「永遠の幸せ」というのは聞こえは良いですが、現実にはありえません。

 

それは簡単に証明することができます。もし、あなたが「幸せ」と思うことがあれば、それをずっと経験してみてください。必ず飽きる時がきます。

 

たとえば、ごちそうを食べることが「幸せ」と思うなら、毎日毎日朝から晩までごちそうを食べ続けてみてください。いつか必ず飽きる時が来るはずです。

 

なぜかというと、人間は相反することを経験しないと、有り難みや大切さが理解できないからです。

 

空腹を経験しないと食べ物の大切さがわかりません。病気にならないと健康の大切さがわかりません。貧乏にならないとお金の大切さがわかりません。

 

人が「幸せ」になろうとするならば、多くの「困難」「苦労」をしなければ、本当の「幸せ」は手に入らないのです。

 

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