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幸せはお金で買えない理由

「幸せ」は答えのない問題を解くようなもの

もし、この世界に「幸せ」を販売しているお店があるのならば、あなたは「幸せ」をいくらで買いますか?

 

そもそも「幸せ」というものは販売しているのでしょうか?

 

その答えは「幸せ」という名の商品は販売していません。

 

それは「幸せ」というものは、人それぞれの価値観によって異なるものだからです。

 

もし、仮に「幸せ」という名の商品が存在するのなら、幸せを求めて学校で必死に勉強して高校や大学へ行かなくても、買って手に入れれば済みます。

 

しかし、どうやら「幸せ」という商品は存在しないようです。なぜなら、そのような商品が存在するのならば、お金を持っている人はみんな幸せになっているはずだからです。

 

学校でも教えてくれない、親にも教えてくれない、商店でも売っていない、だから人は「幸せ」を求めて、もがき苦しんでいるのです。

 

もし、そのような「幸せ」という名の商品が販売されているとしたら、そのような商品は詐欺であると思って間違いないでしょう。

 

なぜなら、「幸せ」というものは学校でも教えてもらえないし、親でも教えることができない、商店でも販売していない性質のものだからです。

 

「幸せ」とは学校の勉強のように、1+1=2のように答えが出せるものではありません。「幸せ」とはマニュアル通りに、ある型にはめれば答えが出るものでもありません。

 

もし「幸せ」というものに「答え」があるとすれば、「幸せ」という商品は存在するかもしれません。そして、数学や国語の問題を解くように、答えを導き出せるでしょう。

 

しかし、「幸せ」とは、もともと答えのない問題を解くようなものです。しかも、人それぞれ「幸せ」の感じ方が違うので、答えも一つだけではないのです。

 

「幸せな気持ち」は買うことができるのか?

ある人は、「幸せ」は「お金で買えるもの」と考えているかもしれません。

 

確かにお金があれば欲しい物は、ほとんど買えるかもしれません。お金があれば好きな物が食べられて、好きな服が買えて、好きなところへ行けます。

 

しかしお金があって、なんでも好きな物が買えて、物質的には何不自由無く生活ができても、その人が「幸せ」を感じるかどうかは別問題です。

 

つまり「幸せ」というのは人間の心のなかにあるものなので、いくら物質で満たされても、目に見えない(非物質の)「心」を満たすことはできないのです。

 

その証拠に、大切な人を亡くして悲しんでいる人に、いくらお金や欲しい物をあげても、その人が「幸せ」を感じるとは限らないからです。たぶん、お金で解決できる問題ではないのではないでしょうか?

 

人間にとって「幸せ」とは、その人がどう感じるかによって決まります。「幸せ」とは人それぞれの価値観によって変わってくるものなのです。

 

人間が「幸せ」をどこで感じるかというと、「心」で感じます。「心」は目に見えない感情や精神の部分ですから、非物質的なものです。

 

非物質的な存在の「幸せ」を物質的なお金と完全に交換することはできません。

 

つまり「幸せのすべて」は買うことができるか?という問いに対して答えるのであれば「幸せな気持ちの一部を買うことはできても、幸せという感情の全てをお金で買うことはできない」ということになります。

 

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