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学歴と幸せは関係あるのか?

学歴と幸せな人生との因果関係は無い

 

ほとんどの人は、いい学校へ行って、いい会社に就職すれば、幸せな人生を送れると考えているみたいです。

 

なぜかといいますと、子供の頃から塾に通わせて、できるだけ偏差値の高い高校や大学に入学できるように教育している親が多く、そうすれば幸せになると信じているからです。

 

では、はたして偏差値の高い高校や大学を卒業して、一流と呼ばれる企業に入社すれば、必ず幸せになれるのでしょうか?

 

その答えはNOです。

 

その証拠に、ニュースで流れている記事を見れば明らかです。
犯罪を犯している人や自殺者の中でも、一流と呼ばれている大学の出身者がかなり多く見られます。

 

本来ならば、一流大学を出て一流企業へ入社すれば犯罪など犯すこと無く、少なくとも普通の人よりも幸せな生活を送れるはずです。

 

しかし、一流大学を出て一流企業へ入社したにも関わらず、そのような犯罪者や自殺者が存在するという現実を考えると、学歴と幸せはあまり関係無さそうです。

 

つまり、学歴の高い人は幸せな人生を送れて、学歴の低い人は不幸せな人生を送るという考えは、当てはまらないということです。

 

実際、学歴の低い人でも社会で成功している人はいますし、逆に学歴の高い人でも病気になったり貧乏な生活を送っている人はいるので、学歴と幸せな人生との因果関係は無いと言えます。

 

現在の教育では「幸せ」になれない

客観的に見て、学歴と幸せとの因果関係は無いのに、どうして人は高学歴を求めて塾へ行ったり受験戦争にのめり込んでしまうのでしょうか。

 

その原因は、時代は変わっているのに、いまだに古い価値観を信じているところにあります。学歴信仰というものを、いまだに信じて生きている人が多いようです。

 

学歴と幸せとの因果関係が無いということは、現在の学校教育を受けているだけでは「幸せな人生を送ることは期待できない」ということを意味しています。

 

「幸せ」というのは自分自身の心の持ち方で決まるものです。
ですから、いくら現在の学校教育の勉強を頑張ったところで、幸せな人生を送れるとは限らないのです。

 

こんなことを言うと、現在の学校の勉強が大切ではないと思われるかもしれませんが、そうではありません。もちろん義務教育で行う基礎教養の勉強は大事です。

 

問題は、国語、数学、理科、社会、英語のような成績だけで、その人の優劣が測られるという、現在の教育体制と社会の仕組みにあります。

 

「幸せ」とは自分自身の心の感じ方であり、その「幸せ」を感じる原因のほとんどは人間関係にあります。

 

ですから、「幸せ」な人生を送ろうと考えるのであれば、学歴に求めるのではなく、いかに自分の人間関係を良好に送れるかという事の方が大切なのです。

 

社会で起きている不幸なニュースなど、あなたの周りで起きている不幸な出来事を見渡してください。そのほとんどが人間関係の不和から、不幸な出来事が起きていることに気づかれるでしょう。

 

その根本的な原因を変えない限り、人が「幸せ」を感じることはできないでしょう。

 

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