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類似性の法則を利用して自分に好意を寄せてもらう方法

人は自分に似ている人に好意を寄せる

「人は自分に似ている人に好意を寄せる」とは言っても、自分に顔が似ている人が好きになるという意味ではありません。

 

「自分に似ている人」とは、自分に境遇が似ている人とか、自分の考え方や性格が似ている人のことです。

 

たとえば、自分の出身地が同じであったり、住んでいる場所が近くであったり、家族構成が同じであったり、出身校が同じであったりした場合に親近感を覚えます。

 

地方から都会へ出てきた人などが、学校や会社などで自分と同じ出身地の人がいると、その人に親しみを感じて友達になりやすかったりします。

 

そして、自分と同じ血液型であったり、自分と同じような悩み事を抱えていたり、自分と同じ趣味を持っていたりした場合も親しみを感じる様になります。

 

共通の趣味を持っていると、当然のように話が合いますし、親しみを感じることができます。

 

人は意識していなくても、自分に類似性のある人と自然に近づいたり、親近感を持って接する様になります。

 

また、セールスなどの営業手法では、セールスマンがお客様に似たポイントを探し会話を進めることで、お客様に好意を持ってもらいやすくなります。

 

お客様との類似点を探し、そこから会話をつなげていけば、お客様はどんどんセールスマンとの距離を縮めていくことが可能です。

 

そして、お客様との距離が縮まり親近感が出てきたところで、商品の販売を持ちかけると、成約率はグッと上がるようになります。

 

類似性の法則で良好な人間関係を築く

このように、人は自分に似ている人に対して親近感が湧き、好意を寄せる様になります。

 

このことを心理学では“類似性の法則”といいます。

 

そして、この“類似性の法則”をうまく利用する技術を身に付ければ、人間関係をスムーズに進めることができます。

 

初対面の相手と良好な関係を築くためには、まず自分と相手との共通点を見つけ、その共通点に対してアプローチしていけば、好意を持ってもらいやすくなります。

 

服装や食べ物の嗜好、趣味などなんでもいいですが、できるだけ自分と相手の共通項を見つけ出し、相手との距離を縮めていくことが親しくなれる秘訣です。

 

あなたの仲の良い友達を思いおこしてみればわかると思いますが、人間は自分と似たような価値観の人に惹(ひ)かれ合う傾向があります。

 

しかし、価値観が違いすぎるとお互いの意見が合わずに対立することも多くなったり、人間関係がスムーズに行かなくなります。

 

地球規模で見ても、それぞれの民族は性格が似かよっていることに気づいているでしょうか?注意してみると、各民族ごとに共通した類似性を見出すことができます。

 

たとえば、私たち日本人は外国人から見ると、「まじめで、勤勉で、礼儀正しい」という共通する類似性が見られます。

 

昔のことわざで「類は友を呼ぶ」という事が言われますが、似た者同士は自然と集まる傾向があるようです。

 

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