厚かましい人間が得をするのか?
厚かましい人とはどんな人間か?
世の中には厚かましい人間がいるものです。
商品を購入するために並んでいる列に割り込む人や、走行中の車の列に合図も出さずに強引に割り込んでくる車など。
また、電車に乗ろうとしている時、後ろから人を押しのけて割り込んできて、空いている座席に座ろうとする人など。
このように普段の日常生活の中で、厚かましい人やずうずうしい人を、たまに見かけることがありませんか?
厚かましい性格の人は、常に自分が得をすることばかりを考えていて、人に対して迷惑をかけているということなど、思ってもいないのです。
自分さえ得をすればいい、他人はどうなってもいいという考えであり、きわめて自己中心的な性格の人間です。
この様な厚かましい人間は、自分では正しい行動をしていると考えているため、自分が間違った考えと行動をしているとは気づいていないのです。
さらに、厚かましい人間は「世の中は厚かましく生きないといけない。大人しくしていると損をする」と考えています。
このような考えの人は、相手の立場に立って物事を考えることができない、哀れな人間と言えます。
そして、人生を生きていくためのさまざまな選択肢は、すべて自分が得をすることを基準に判断していくという悲しい人生を歩んでいるのです。
なぜ厚かましい人は人間関係が悪いのか?
厚かましい人は「自分さえ良ければいい」「人がどうなろうと関係ない」「自分が得をすればそれでいい」と考えており、相手のことは何も考えていません。
要するに自分がどうしたら得をするのか、どうしたら損をしないで生きることができるのか、そのようなことしか考えていないのです。
当然、そのような自己中心的な人間は、周りの人を不快にさせており、周囲の人の心の中は「あの人はなんて厚かましい人なんだろう」と哀れに思っています。
そして、そのような厚かましい人間に対して、周囲の人は嫌いになり、しだいに敬遠していくのです。
しかし本人には、なぜ周りの人が自分に対して冷たくするのか、離れていくのかが全く理解できないのです。
それは、相手の立場に立って物事を考えることができない性格なので、相手がどうしてそのような行動をとったのか、相手の心を読むことが出来ないからです。
このように、厚かましい人は人間関係が良くないのですが、その原因を作っているのは自分自身であり、自分がまいた種は自分で刈り取るしかないのです。
もし、厚かましい人が人間関係を良好にしたいと思うならば、その人自身の思考と行動を変えるしかありません。
つまり、相手に対して不快と思わせる行動をやめることです。そして、相手に対して喜んでもらえる行動を取ることです。
自分がされて嫌なことは、他人がされても嫌なので、絶対他人に対してするべきではありません。
単純なことですが、それが人間関係を悪くしない方法なのです。