威圧感を与えて人を支配するという考え
威圧感のある人とはどんな人か?
世の中にさまざまな人間がいる中で、たまに威圧感のある人間に出会うことがあります。
職場での人間関係に多いのですが、社長や部長など上の役職に就いている人に、そのような威圧感のある人が多い傾向にあります。
このような人は、見るからに「自分は偉いんだ」というオーラを発しており、上から目線の態度が自然に出ているため、見ればすぐに分かるものです。
「自分は誰よりも偉い」「自分がやっていることは絶対に正しい」と考えているため、自信過剰であるといえます。
そして、自分の考えと違う人間や、自分に従わない人間に対しては攻撃的になり、大声で怒鳴ったり、乱暴な行動を取るようになります。
それでも自分より上の立場の人間や、権力のある人間に対しては弱く、相手によって態度を変えるという矛盾した行動をとります。
このような人間は、自分より立場の低い人に対して威圧的な行動を取ることによって、人を服従させて支配できると考えています。
しかし、周囲の人は心のなかでは反発しており、嫌悪感を抱いているのですが、表面に出すと攻撃されるため、しかたなく共感しているフリをしているだけなのです。
そして、威圧感を与える人に対しては恐怖で支配されているので、本心から心を開くことはありません。
このような威圧感のある人間は、人から嫌われているのですが、本人は気づいておらず、それで良しと考えているのです。
威圧感のある人の人間関係とは?
人に威圧感を与えて他人を支配しようと考えている人は、他人の立場に立って物事を考えることが出来ない気の毒な人間と言えます。
このような人は、他人から威圧的に対応されると怒るくせに、自分は他人に対して平気で威圧的な態度で接するものです。
つまり、自分勝手であり自分さえ良ければよく、自分の都合のいいように物事を進める、自己中心的な性格の人間です。
自分の気分しだいで相手に対しての態度がコロコロ変わるため、当然このような人は周囲の人から嫌われ、人間関係は悪いものとなります。
そして誰からも信頼されず、誰からも心を開いてもらうことが出来ないため、寂しい人生を歩むことになります。
しかし、このような結果になる原因を作ったのは本人であり、自分の身から出たサビということになります。
この世の中は“自分のまいた種は自分が刈り取る”という法則に支配されています。
このように威圧感を与える人が、良好な人間関係を築くためには、自分の威圧感のある態度が、他人に対して迷惑や苦痛を与えていることに気づかなければなりません。
そして、自分の考え方や行動を改め、自分が変わって行かなければ、人間関係が良くなることはありません。