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神は公平か不公平か?

すべての出来事は“原因と結果の法則”による

結論から言いますと“神”は、すべての存在物に対して公平です。

 

なぜかというと、この宇宙や世界は摂理(自然の法則)に支配されて運行されており、いかなる物も摂理の支配から外れて存在することはできないからです。

 

わかりやすく言うと摂理とは人間の感情のように不確かなものではなく、完全完璧であり絶対なのです。

 

摂理とは、その時々に気まぐれで決定されるような曖昧(あいまい)なものではなく、すべての存在物に対して平等に働くものです。

 

つまり、摂理(自然の法則)を創り行使する“神”は、すべての存在物に対して公平かつ平等な法則によって支配しており、ある原因に対しての結果は必ず法則に適ったものであるということです。

 

しかし、中には次のようなことを言う人がいるかもしれません。

 

「この世の中には、幸せな人がいる反面で不幸な人がいる、金持ちな人がいる反面で貧乏な人がいる。これは神が不公平な証拠ではないのか?」

 

確かに人間社会には不公平が存在することは事実です。しかし、それは自由意志を持った人間が原因を作った結果であり、神の意志で不公平を作っているのではありません。

 

幸せな人は、幸せになるべく原因を作ったのであり、その結果、法則にしたがって幸せになることができたのです。

 

金持ちは、金持ちになるべく原因を作ったのであり、その結果、法則にしたがって金持ちになることができたのです。

 

大半の人は結果だけを見て、原因を見ようとはしません。その結果に至るまでのプロセスが大事なのであって、そのプロセスを検証してみれば法則通りに作用しているのが分かるはずです。

 

この世で起きる出来事は、すべて“原因と結果の法則”によって成立しており、その法則から外れた結果(不公平や不平等)は存在しません。

 

人はなぜ「神は不公平だ!」と考えるのか?

多くの人は「神とは人間の願いを叶えてくれる存在」と考えており、自分の願い事や希望を事あるごとに神に祈ります。

 

またある人は「神とは人間が困ったときに助けてくれる存在である」と考えて、自分にとって都合のいいことや利益になることを必死でお祈りします。

 

そして、自分が必死になってお願いやお祈りをしたにもかかわらず、何も願いが叶えられず、苦難からも助けられないことを知ると「やっぱり神様はいない」と考えます。

 

さらに、周りの人々が自分より幸せに見えたり、物事が順調に進んでいるように見えると「神様は不公平だ!」と言い、他人のことを嫉妬(しっと)します。

 

しかし、そのような自分に都合のいい願いごとや、自己中心的な祈りを神様が叶えてくれるのでしょうか?

 

答えを言うと、そのような願いや祈りが叶うことはありません。

 

なぜかというと“神”は摂理(法則)であり完全完璧に公平だからです。

 

決して人間のように感情に流されること無く、すべての人間に対して完全完璧で摂理(宇宙の法則)を運行しています。

 

摂理とは完璧であり絶対であるため、人間の作った憲法や法律のような不完全で不確かなものではありません。

 

もしも“神”が不公平で不平等であるなら、この世界に法則が存在しない事になり、科学技術の崩壊と無秩序の社会で、この世界は混乱の世の中になっているでしょう。

 

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