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なぜ死ぬことが恐怖なのか?

死ぬとどうなるか分からないから怖い

人間が恐怖を感じる時というのは「先のことがわからない時」「未知の体験をする時」「得体の知れないものと出会った時」「大切な物を失った時」「自分の身に危険が迫った時」「死が近づいた時」などいろいろです。

 

この中で何が一番怖いのかというと、それは「人間の死」や「自分が死ぬ時」ではないでしょうか?

 

ではなぜ人は「人間の死」特に「自分が死ぬとき」が一番怖いと感じるのでしょうか?

 

それは「人間の死」というのは死んだ後にどうなるのかわからないという、自分にとって未知の体験が待っているからです。

 

人間死んだら終わりと信じていても「ひょっとしたら天国とか地獄のようなものがあったらどうしよう」と考えている人もいると思います。

 

もし人間が死んだらどうなるのか、ハッキリとした事実を事前に知って理解していれば、まったく知らないよりは恐怖は感じないはずです。

 

「人間が死んだらどうなるのか?」という疑問に対して、正しい知識を理解していないので恐怖を感じるのです。

 

では「人間が死んだらどうなるか?」という疑問に対して、真実の答えはあるのでしょうか。もし真実の答えがあるとすれば、それはどのような内容なのでしょうか。

 

私が以前、いろんな人に聞いた答えは「死んで帰ってきた人などいないから、人間が死んだらどうなるかはわからない」とか「人間死んだらそれで終わりだ」というのがほとんどでした。

 

しかし、中には宗教などの信仰心がある人などは「人は死んだら天国か地獄へ行く」と信じている人もいます。

 

もちろん、その人が実際に死んで見てきたわけでは無いので、その答えはその人の推測でしかありません。

 

結局、この世で生きている人間に聞いても、正しい答え(真実の内容)は誰にもわからないという結論になります。

 

現在の宗教では死の恐怖を和らげることはできない

よく宗教や子供の教育などでは「人間は善い行いをしたら天国へ行き、悪い行いをしたら地獄へ行く」というように教えられます。

 

宗教で教えられるような天国とか極楽は「自分の宗教団体の教えを忠実に守り、自分の宗教団体に多額の寄付をすれば死んだ後に天国や極楽に入れる」というのが宗教団体の共通の教えです。

 

そして、地獄へ行く人はどのような人かというと「自分の宗教団体の教えに反する人で、自分の宗教団体にあまり寄付をしない人」つまり教団にとって都合の悪い人ということになります。

 

しかし、そのような教えは冷静に考えてみても論理的に考えてみても、おかしな話であり到底信じられない内容ではないでしょうか。

 

なぜなら、本当に普遍的な天国や地獄が存在するなら、信じている宗教団体ごとに死後の行き先が異なるというのは矛盾しているからです。

 

天国や地獄という死後の世界が実際に存在するなら、そのような世界を創ったのは人間でないことは確実です。

 

その死後の世界への行き先が、人間の作った宗教によって違うという教えは、各宗教団体のエゴでしかありません。心理学的にいうと選民思想を植え付けて、単純に信者を増やし教団の勢力を拡大させるテクニックということになります。

 

宗教というものは本来、宗教団体どうしの教えを互いに認めつつ、互いに協力しながら困っている人や悩んでいる人を救うためにあるものです。

 

しかし、現在の宗教は互いのエゴにより敵対し、あげくの果ては殺し合いまで行うという、完全に摂理に反した行為をしています。

 

このように現在地球上に存在する宗教を見るかぎり、その宗教が説く教えがすべて正しいとは言えないことは明らかです。

 

つまり現在の宗教から「人間の死後どのようになるか?」といった疑問に対する真実の答えを探しだすことは難しいと言えます。

 

正しい真理(人間の死後の事実)を手に入れるためには、自分のエゴ(自己中心的な考え)を取り除き、洞察力を身につけて正しい目で物事を見ることです。

 

そうすることで、あらゆる恐怖から開放され、同時に豊かで有意義な人生を歩むことができるようになります。

 

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