人生は何のためにあるのか?
人生は失敗して成長するためにある
人生は何のためにあるのか?
この疑問に対する答えを一言でいうのならば、それは「その人が進歩向上するために人生がある」ということです。
あなたがこの世に存在している根本的な理由は「あなた自身が進歩向上するために、この世に生まれ存在している」ということです。(詳しくは第一章をお読みください。また、進歩向上しても人間死んだら意味が無いと考えておられる方は第九章をお読みください)
人間は進歩向上するために存在しており、そのために個人の進歩の度合いに合わせて、一人ひとりがそれぞれ違った人生を歩みます。
そして人間が進歩向上するために必要なことは「失敗や悲しみ、困難や苦しみ」などの体験です。
それらの体験はできるだけ避けて通りたいと考えるのが人間ですが、実はそのような苦しい体験を避けて通るような人生では、残念ながら進歩向上できないのです。
人は楽をしたり楽しいことばかりしていては、成長することができません。
この世に苦しみの体験が存在する理由は、人間の成長と進歩向上が目的なのです。
「失敗は成功のもと」ということわざがありますが、人間は失敗すること無しで成功することはありません。
人は失敗することで改善することを学び、成功への道を歩んでいくのです。
人生もそれと一緒で、失敗や困難を体験することで改善することを学び、進歩向上していくのです。
ですから人生を歩む上での失敗や困難などは恐れることは無いのです。むしろ失敗や困難などは起こってあたりまえという気持ちで人生を歩いたほうが、乗り越えやすいのです
豊かな人生を手に入れるには
人生は楽しいことや嬉しいこと、楽なことや喜びばかりではありません。
人生に失敗は付きものです。また、困難も付きものです。また、苦しみや悲しみも付きものです。人生で失敗や困難などの苦労なくして成長はあり得ません。
人間は失敗や困難の経験をすることで進歩向上していくので、発想の転換をすると失敗や困難などの経験は自分を成長させてくれる、ありがたい経験ということになります。
「失敗や困難はありがたいもの」と言うと、「何をバカなことを言ってるんだ。失敗や困難は経験しないほうがいいに決まっているだろ」と反論する方がおられると思います。
しかし、過去の地球の歴史を見ても、成功者の歩んできた人生を見ても、成功や進歩向上というのは、必ず失敗や困難な体験を通して達成されてきています。
なぜ、そのような仕組みになっているのかというと、これにはちゃんとした根拠が存在するのです。
実は、この世の中にはある法則というものが存在しており、この世に存在しているのものは全てその法則から逃れることはできないのです。
その法則のひとつに「楽して価値あるものを手に入れることはできない」というものがあります。
逆に言えば「価値あるものは苦労しなければ手に入らない」ということであり、裏を返せば「楽して手に入れたものは、いずれ代償を支払わなければならない」ということです。
この法則は単純ですが奥の深いものであり、この法則に気づいて実践できた人から、自分の人生を豊かなものへ導くことが出来るのです。