欲の出しすぎが失敗を招く
必要以上の欲を出すと自滅する
人間がこの世で生きている限り、さまざまな欲を持って生活することになります。
人間の欲には「食欲」「睡眠欲」「金銭欲」「生存欲」「性欲」「所有欲」「権力欲」などがあり、さまざまな欲求を持っています。
一般的な宗教では「欲を捨てて生きることが大事」などの教えがありますが、人間がすべての欲を捨てて生きることは不可能ですし、そんなことをすれば生きていくこともできなくなってしまいます。
人間が欲を出すことは普通のことであり、決して悪いことや間違ったことではありません。問題は「限度を超えた欲の出し過ぎ」なのです。
たとえば「食欲」ですが、昔から「腹八分目」と言われるように、食べ過ぎは体に良くありません。
毎日毎日お腹いっぱいに食べて必要以上のカロリーを摂取していると、だんだんメタボにになって、いずれ糖尿病などの生活習慣病にかかり苦しむことになります。
また、お金に目がくらんで金銭欲を出し過ぎ、自分が生活する上で必要以上のお金を独り占めすることは、摂理から見ても自己中心的であり、いずれそれ相応の結果が訪れることになります。
要するに人間が欲を出すことは自然なことで悪いことではありませんが、「限度を超えた欲の出し過ぎ」や「必要以上の欲を出すこと」は自然に反したことであり、それなりの対価が必ず自分に帰ってくるということです。
人間の欲求を制御するためには存在意義を理解すること
人間が生活する上で、必要最小限の欲求を行使することは何ら問題ありません。
しかし人間は自分の存在意義を知らずに生きていると、欲求にブレーキがかからず暴走してしまう危険性を持っています。
そしてテレビのニュースで報道されるような犯罪を犯し、破滅の人生を歩むことになります。
いくら学歴が高くて一流大学を出ていようとも、社会的地位の高い職業に就いていようとも、自分の欲求が制御できなければ身を滅ぼしてしまうのです。
そうならないためにも第一章や第二章でお話しているように、人間の存在意義や生きている目的を明確にして、理解することが大事です。
自分の存在意義や何のために生きているのかを知って理解することができれば、自分の欲を制御することができます。
そして必要以上の間違った欲を出すこともなく、摂理に従った生き方ができます。
摂理に従った生き方ができれば悩みや苦しみから開放され、幸せで有意義な人生を送ることができます。
現在、多くの人々は自分の存在意義や人生の目的を知らずに生きているため、人生を遠回りして歩んだり、人生の中で迷子になっています。
このサイトでは人生の本質的な問題について解説していますので、何度も読みなおして理解を深めていただくと、自分の人生の歩き方が見えてくると思います。
そして、一日も早く真理を手にして、苦しみや悲しみから開放され、幸せで有意義な人生を歩んでいただきたいと願います。