すべての結果は自分が作り出している
他人のせいにする人は物事がうまくいかない理由
あなたは、物事がうまく行かなかったり失敗したりすると、すぐに他人や周りの環境のせいにしていませんか?
物事がうまく行かずに失敗したり、悪いことが起きる原因は自分以外にあるという考えは、だれでも自然に湧いてくるものです。
なぜ、このような思考が自然に出てくるかと言うと、そのほうが自分にとって都合が良く、自分にとって楽だからです。人間は常に楽な方向へ進むことを好みます。
人間は何か悪いことが起きた時は、その原因は自分以外の環境のせいであり、他人が原因で悪いことが起きたのだと考えます。
しかし、他人のせいにした瞬間から思考はストップしてしまい、なぜうまく行かなかったのか?なぜ失敗したのか?なぜ悪いことが起きたのか?という原因を深く考えることをしなくなります。
もし、他人のせいにすることなく「原因は自分にあるのではないか?」と考えることができれば「自分のやり方のどこが悪かったのか?」失敗した原因を深く考えることができます。
そして、「自分がどうしたらうまくいくのか」と改善方法を考えることによって、このような失敗を繰り返さない事ができるのです。
これは「自分に原因がある」という思考でいくと「思考が変われば行動が変わり、行動が変われば結果も変わる」という法則が働き、自分しだいで結果を良い方向に進めることができるからです。
しかし、他人が悪いという思考でいくと、他人が変わらないかぎり結果も変わらない事になります。そして他人が変わる可能性は限りなく低いので、また同じ失敗を繰り返す可能性が高くなります。
「宇宙の真理」のひとつに「楽して価値あるものは得られない」という法則が存在します。
物事がうまくいかない時や、失敗したり悪いことが起きるときは、すぐ他人のせいにして楽をするのではなく、自分に原因があるのだと考え、頭に汗をかく事によって価値あるものを手に入れなければなりません。
物事がうまく行かなかったり、失敗したときは全て自分の責任です
物事がうまくいかない時や失敗した時などに「自分には全く落ち度がない」「自分は絶対悪くない」「悪いのはすべて他人である」と考える傲慢(ごうまん)な性格の人がいます。
そのような傲慢な性格の人は、自分は絶対に正しいと考えているため、自分の間違いに気付かず、同じ失敗を繰り返すことになります。
そして、他人の意見やアドバイスを聞き入れることをしないので、進歩向上することもなく、いつまでたっても成長することはないでしょう。
この世の中に完璧で失敗をしない人間は存在しません。
人間は失敗を経験して、その失敗から学ぶべきものを学び、成長していくのです。
逆に言えば、失敗をしないで成長することは、あり得ないと言えます。
そして、人間が失敗した後に成長できるかどうかは、自分の考え方ひとつなのです。
成長できる人は自分の失敗を謙虚(けんきょ)にとらえ「自分のどこが悪かったのだろう?」「何が失敗の原因なのか?」と考え改善していきます。
反対に成長できない人は、自分の失敗を他人のせいにする傲慢な人であり「自分は悪くない」「失敗の原因は他人にある」と考えます。
もし自分の人間性を成長させて成功への道を進みたいのであれば、物事が悪い方向へ行った時の原因は自分にあると考え、改善していくことです。
価値あるものは苦労や困難を乗り越え、努力した人だけが手にすることができるのです。