価値ある人生の歩き方
仕事というのは人に対して価値を提供すること
以前に「有意義な人生とはどんな人生か」の中でお話しましたが、有意義な人生を歩むためには「他人に対して価値を提供すること」が必要です。
そして、価値を判断するのは自分ではなく他人ですので、他人から見てどれだけの価値を提供したかによって価値判断が行われます。
価値が有るか無いかはどのように価値判断されるかといいますと、善と悪の判断基準とほぼ同じと考えていただければいいでしょう。
つまり「価値の有ること」というのは「他人に対して善なる行いをする」ということであり、すなわち「自分にして欲しいと思うことを他人に対して行うこと」です。
それに対して「価値の無いこと」というのは「他人に対して悪い行いをする」ということであり、すなわち「自分がされたら嫌なことを他人に対して行うこと」です。
このことが正しいか間違っているかは、この世の中を見渡してみれば理解できると思います。この世の中で行われている仕事というのは、すべて価値のあることに対して報酬が支払われています。
この世においてお金というものは物々(ぶつぶつ)交換のツールであり、お金の価値は金額の多い少ないで判断されます。
他人に対して高い価値や多くの価値を提供すれば、それだけ多くのお金が手に入ることになります。
基本的に仕事で得られる収入の多い少ないは、人に対してどれだけ価値の高い仕事をしたか、どれだけ多くの価値を提供したのかによって変わってきます。
価値ある人生とは、どれだけ多くの人の役に立つ事をしたかで決まる
人に対して価値を提供するということは、人の役に立っているということであり、その人は「価値ある人生を歩んでいる」ということになります。
そして、人に対して高い価値を提供すればするほど、その人は「価値の高い人生を歩んでいる」ことになります。
ですから価値の高い人生を歩みたいと考えるならば、多くの人に高い価値を提供すれば良いことになります。
それは仕事でもいいですし、ボランティアでもいいです。
しかし、この世で生きていくためにはお金が必要ですので、完全にボランティアだけをするというのは難しいと思います。
一番理想的な価値ある人生の歩き方とは、人に対して高い価値を提供する仕事を行い、その得られた報酬で必要最低限の生活を行い、残ったお金は人の役に立つため社会に還元するという生き方です。
このような人生を歩んだ人は、間違いなく「最高に価値ある人生を歩んだ」と言えるでしょう。