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悪い行いをするとどうなるのか?

この世界は原因と結果の法則で動いています

悪い行いとは「自分がされたら嫌なことを他人にすること」です。

 

具体的に言いますと、人の物を盗む泥棒や人をだまして金品等を取る詐欺(さぎ)行為、人の心身を傷つける暴力行為や人に対して迷惑な行為をすることです。

 

このような悪い行いをするとどうなるのでしょう。もちろん、このような行為は犯罪であり法律で裁かれるのですが、犯罪を犯した人がすべて逮捕されるわけではありません。

 

中には犯罪行為が知られないこともあるでしょうし、犯人が逃げて捕まらないこともあるでしょう。

 

また、法律に違反しないけど「悪」と判断される行為。具体的には人をいじめたり嫌がらせをしたり、人を苦しめたり悲しませたり迷惑をかける行為などです。

 

そのような行為を行うとどうなるかといいますと、すべて原因と結果の法則により「悪い行い」に対しては「悪い行い」に見合った結果になるということです。

 

この法則は人が見ていないから適用されないということは無く、例外なくすべての原因に対して結果が現れます。完全自動的に法則が働くと言ったほうが分かりやすいでしょうか。

 

第一章でもお話したとおり、この世界はすべて原因と結果の法則が働いています。物理学にも因果律という考えがあり、すべての出来事には原因があると考えます。

 

この因果律はふだん生活しているなかで、注意深く観察していると、ある原因に対してそれ相応の結果が起こることが認識できます。

 

ほとんどの人は因果律というものを意識しないで生活しているため、原因と結果の法則が働いていることを見過ごしてしまうのです。

 

ふだんから自分の行動や他人の行動を注意深く観察していると、しだいに因果律の存在というものが確信できるようになってきます。

 

人を呪わば穴二つ

昔のことわざに「人を呪わば穴二つ」というものがあります。

 

どういう意味かと言いますと「人に悪いことをすれば、やがて自分にも悪いことが返ってくる」「人を呪い殺せば自分もやがて殺されるから、墓穴が二つ必要だ」ということです。

 

このことわざは原因と結果の法則をわかりやすく説いたもので、教訓として語り継がれています。このことわざは単なる恐怖心を植えつけるためのものではなく、現実に起こるべきことです。

 

他のいろんなことわざも、意味を正しく理解して活用すれば単なる戒めではなく、人が生きていく上での重要な知識であることが分かるでしょう。

 

そうでなければ昔のことわざが、現代まで語り継がれることはなかったと思います。意味のないことは長くは続かないものです。

 

このように「悪い行い」をすればその「悪い行い」に相当する事が必ず返ってきます。なぜかというと、この宇宙がそのような法則で動いており、調和が保たれているからです。

 

わかりやすく言うと、この世界で起きる出来事はすべてバランスがとれているということです。ちょうどシーソーが釣り合った図を想像していただくといいと思います。

 

片方に重い物(悪い行い)が乗ればシーソーは傾きます。その傾きを直そうとすれば反対側に同じ重さの物(相応の悪いこと)を乗せればつり合います。

 

それと同じことで、この世界での事象はすべてバランスが取れるように、自然に調整がなされます。それが原因と結果の法則の意味です。この法則は絶対的でありこの法則から逃れるものは存在しません。

 

ですから「悪い行い」をすれば相応の「悪いこと」が必ず起きるようになっているのです。もちろん「善い行い」をすれば相応の「善いこと」が起きるのは言うまでもありません。

 

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