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金儲けは善か悪か?

お金を稼ぐことは悪くない

世の中には、お金をたくさん儲けることは悪いことだと考えている人が、かなり多いみたいです。なぜなら、たくさんのお金を稼いでいる人は、きっと悪いことをして稼いでいると考えているからです。

 

しかし、たくさんのお金を稼ぐということは、人に対してたくさんの価値を提供しているということです。つまり、多くの人に役立つ仕事をしていることになるのです。

 

お金というのは人に多くの価値を提供すれば、多くのお金が入ってくるのです。お金の金額というのは、価値を数値化したものだと考えると分かりやすいです。

 

さらに、たくさんお金を稼ぐことは、それに比例してたくさんの税金を納めていることになり、社会的に見ても貢献度が高いと言えるでしょう。

 

また、自分がたくさんお金を稼ぐことで、困っている人を助けることもできます。震災などの災害が起きた時でも、お金があれば人を救うことができます。

 

反対に、お金がなければ自分のことで精一杯で、人を助けることも社会に大きな貢献をする余裕もありません。

 

つまり、お金をたくさん稼ぐことは、良いことなのです。普通に人の役に立つ仕事をしてお金を儲けること自体は善なることです。

 

悪いのはたくさん稼いだお金を自分のためだけに使ったり、必要以上に独占するなど独りじめすることです。要するに自己中心的な考え方が悪なのです。

 

お金で幸せを買うことはできない

確かにお金があればほとんどのものが手に入ります。家や車、旅行に行ったり美味しいものを食べたり、病気になっても治療の選択肢はたくさん選べます。

 

逆にお金が少なければ、欲しい物を買おうと思っても金額しだいでは買えないということもあるでしょう。それだけ生活が制限され、選べる選択肢も少なくなるということです。

 

しかし、物質的に不自由な生活をしているから不幸とは限りません。幸せか、不幸かは物質的レベルで測るものではなく、精神的レベルで測るものだからです。

 

実際に収入が少なくても、自分が好きな仕事をしている人や心が満たされている人は幸せと感じています。また逆にお金持ちで豪邸に住んでいる人でも、家庭内のトラブルで不幸な人生を歩んでいる人もいます。

 

ですから、お金の有無で幸せか不幸かを決めることはできません。幸福感や不幸感はお金の有無ではなく、その人の心の持ち方によって変わるものです。

 

また、お金の有無で善悪を決めるものでもなく、問題はその人がどのような動機でお金を使うかです。

 

ここでも「悪の判断基準」に照らし合わせて考えることです。すなわち人の役に立つため(利他的な考え)にお金を使えば善であり、自分だけのため(利己的な考え)にお金を使えば悪ということです。

 

そして、人の役に立つことにお金を使えば、いずれ自分に返って来ます。しかし、自分の利益のためだけにお金を使えば、それ相応の報いが返って来るのです。

 

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