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自殺は善か悪か?

自分の価値基準で考えても正しい答えは出ません

自殺は善か悪かの問題に対して答えは、大きく分けると三つに分かれます。

 

一つ目は「善」、二つ目は「悪」、三つ目は「善悪どちらでもない」です。

 

一つ目の答えである、自殺は「善」と考える人は「苦しみから開放されるから」「自分で死ぬ権利があるから」「人に迷惑をかけなければ何をしても良いから」などの理由です。

 

二つ目の答えである、自殺は「悪」と考える人は「周りの人を悲しませるから」「迷惑をかけるから」「自分で寿命を終わらせてはいけない」などの理由です。

 

三つ目の答えである「善悪どちらでもない」と考える人は「善悪で判断すべきではない」「善でも悪でもない」「わからない」などの理由です。

 

人によりいろいろな考え方があり、法律により罰せられることもないので、多くの人は自分の価値基準で判断するのです。しかし、いくら自分の価値基準で考えても正しい答えは出てきません。

 

この問題は正しい「善と悪の判断基準」に当てはめてみれば、答えは自然と出てきます。
結論から言いますと「自殺は悪」になります。

 

なぜ自殺が悪かというと、理由は大きく分けて二つあります。

 

@一つ目の理由は、動機が「利己的」「自己中心的」であるからです。

 

自分が相手の立場だったらどう思うのかを考えてみることです。もし、自分が自殺をしたら自分の親や子供、兄弟姉妹や親友はどう思うのかを考えないといけません。

 

もちろん自分は苦しみから逃れたいと思い自殺を考えるのですが、もし自分が自殺をしたら周りの人はどうなるでしょう?周りの人に深い悲しみと苦しみを、一生背負わせることになるのです。

 

これは自分勝手で自己中心的であり「自分さえ楽になればそれで良い」「自分さえ良ければ人はどうなっても良い」という悪なる考え方なのです。これが悪では無いと考える人は、自分が逆の立場になって体験しないとわからないでしょう。

 

A二つ目の理由は、人間の存在理由である「進歩向上するために生まれてきた」という目的を途中で放棄(ほうき)してしまうからです。

 

人が生きる理由や目的については、第一章と第二章で詳しくお話していますので、そちらを読んでいただければ分かると思います。

 

自分はなぜ生まれてきたのか?自分が生まれてきた目的は何なのか?という疑問に対して正しい理由が理解できていないと、人は間違った道を歩んでしまうのです。

 

このように正しい知識を持たずに人生を歩むということは、自動車の免許を取らずに自分勝手に道路を走るのと同じことです。無謀運転は取り返しのつかない悲劇が待っているだけです。

 

また、自殺ではありませんが自分を傷つける行為も「悪」になります。なぜかというと自分で自分を苦しめているからです。故意に自分を傷つける行為は「悪」であり、それ相応の代償を払わされることになります。

 

自殺は殺人と同じ罪です

ほとんどの良識ある人は「自殺は悪」と考えていると思います。なぜかというと、人は理性と良心である程度善悪の判断ができるからです。

 

しかし、人は苦しみに直面すると理性と良心による正しい判断ができなくなります。そこで、正しい判断をするために普段から正しい知識を学んでおく必要があるのです。

 

自殺は現在の日本では法律による罪にはならず、家や学校でも正しい教育がされていません。ですから「自殺は悪」という観念がなく、残念なことに人に迷惑をかけなければ何をしても良いと考えている人がいるのです。

 

自殺をするということは、自分で自分を殺すことです。これは罪のレベルで言いますと殺人と同じ罪の重さになります。

 

現在のところ、人間の作った法律では罪にはなりませんが、この世界には「原因と結果の法則」または「因果律」というものが働いています。

 

たとえば、「万有引力の法則」などと同じで、この自然界にはさまざまな普遍的な法則が働いています。ただ人間の五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、臭覚)で感知しにくいため注意深く観察しないと、見過ごしてしまいます。

 

自殺という原因を作ればそれ相応の結果というものが必ず起こります。これは神様が罰を与えるというよりも「万有引力の法則」と同じで、自動的に法則が作用すると考えたほうが理解しやすいでしょう。

 

そして人は「自殺したら楽になる」とか「自殺したらすべて終わりだ」「自殺したら自我は消えてしまう」と考えているようですが、その考えは100パーセント間違っています。

 

なぜなら死後の世界が存在することは、すでに一流の科学者によって証明されているのですから。

 

詳しくは、人生案内サイト第九章の中にある「自殺したらどうなるのか?」を読んでいただきたいと思います。

 

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