悪い対人関係の原因は自分自身にもある
悪い対人関係の原因はどこにある?
対人関係というのは、あたりまえですが自分一人で築くものではありません。必ず自分と相手が存在して成り立つものです。
その対人関係が良好な場合は問題ないのですが、対人関係が悪い場合やトラブルになる場合は、自分自身が悩んだりストレスになってしまいます。
そして、そのストレスが原因で体調不良になったり、ひどい時や長引いた時には病気になる場合もあります。
あなたは、そのような対人関係の悪化やトラブルの原因は、いったいどこにあると思いますか?
大半の人は、対人関係が悪いのは「○○さんが悪いから」とか「あいつが悪いからだ」と言って、他人のせいにします。
確かに対人関係である以上、自分と相手が関係していることであり、相手も何らかの原因を作っているはずです。
それを考えると、どちらかが100パーセント悪いということは考えにくく、お互いが何らかの形で、悪い対人関係の原因を作っていると考えるのが自然です。
つまり、少なからず対人関係の原因は自分も作っており、100パーセント相手が悪いという言い分は通らないということです。
ただ、悪い対人関係を改善して良好な対人関係を築きたいと考えるならば、自分にも原因があると自覚しないと、改善することは難しいでしょう。
対人関係を良くしたい方法はひとつ
当然ですが、対人関係が悪いからといって、自分は絶対に正しいと考え、相手のことを一方的に責めたとしても、状況は変わりません。
なぜなら、相手も高い確率で「自分は悪くない」「自分は正しい」と考えているからです。それは人間の心理を考えてみても、そのような思考になるからです。
悪い対人関係のなかで、相手の考え方を変えようと思っても、簡単に変えられるものではありません。99パーセントの確率で、相手は反発したり拒否するでしょう。
それよりも、自分の考え方を変える努力をしたほうが、対人関係が良くなる確率ははるかに高くなります。
ただし「対人関係を良くしようと思わない」とか「悪い対人関係のままでいい」という考えの人は、今までどおり相手のことを責め続けてもいいですし、自分が変わる必要もないでしょう。
しかし、「今の対人関係を良くしたい」「良好な人間関係を築きたい」と考えるならば「悪い対人関係の原因は自分にもある」と考え、自分の思考を変えていく必要があります。
そうしなければ、今の対人関係が改善することは、ほぼ不可能であると言ってもいいでしょう。
このことが正しいか間違っているかは「相手の立場になって考えてみる」ことで、自然に理解できると思います。