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人間関係が上手く行かない人へ

人は頭で考えてから行動する

たまに人は「あの人は何を考えているのか分からない」ということを言います。

 

この場合、その人の取った行動が、こちら側の考えていた行動と違った行動をしたような時に言うことが多いです。

 

しかし、実は人間というものは行動を見れば、その人がどのような考えをしているのか、思考や性格がだいたい分かるものです。

 

なぜかというと、人間が何らかの行動をするときには、まず先に頭のなかで考えてから行動を起こすからです。

 

間違っても、何らかの行動が先にきて、その後に頭の中でどのような行動するかを考える人はいません。

 

たとえば昼食にラーメンを食べるとき「お腹がすいたから、お昼はラーメンを食べよう」と考えてから、ラーメンを食べるという行動をします。

 

反対に、何も考えずにラーメン屋に入り、ラーメンを食べた後に「お腹がすいたから、お昼にラーメンを食べた」とは考えないはずです。

 

人間は必ず思考が先にきて、その後で行動が伴うのです。

 

これは当たり前といえば当たり前の話ですが、多くの人はそのことに対して、あまり深く考えていないので「あの人は何を考えているのか分からない」ということを言います。

 

その人の態度や行動を注意深く観察していれば、その人がどのような考えをしているのか、だいたい分かります。

 

なぜなら人間は考えてもいないことは、態度や行動に表すことはしないからです。

 

自分の思考は相手に読まれている

人は考えてもいないことを、行動に移すことはありません。

 

人が何らかの行動をするということは、まず頭のなかで「何をしようか?」と考えてから行動に移します。

 

ですから、その人の行動を見れば、何を考えているのかが分かるということです。

 

そして人間は、ある人の行動を見て、その人がどのような考えをしていて、どのような性格をしているのか、無意識に感じ取っているのです。

 

たとえば、自分が相手のことを「嫌な人だ」と思っているとすると、相手に対する態度が冷たくなったり、ついつい意地悪なことを言ってしまうものです。

 

反対に、自分が相手のことを「好感の持てる人だ」と思っていれば、相手に対する態度や行動も、親切で優しい感じになります。

 

人はそのような態度を無意識にとってしまいますし、相手に対しても無意識に態度に出てしまうので、知らず知らずのうちに自分の思考は相手に読まれているのです。

 

中には「自分の思っていることまで他人にはわからない」と考えている人がいるようですが、実を言うと、人間は無意識に他人の心を読みとっているのです。

 

“思考が変われば行動が変わり、行動が変われば結果が変わる”という言葉がありますが、人間の思考ひとつで結果まで決まってしまうということです。

 

もしあなたが、相手との人間関係を良好なものにしたいと考えているならば、相手に対する思考も好意的なものにすることです。

 

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